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赤ぐい呑み 柳下季器 × 山本哲
¥16,500
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《解説》光悦の「雪峯」にあの稲妻のような繕い痕がなかったら、はたして名碗となっていただろうか。実物を四方からみる機会に恵まれたことがないので、定かには判断できないが、少なくとも柳下 × 山本コラボによるこの作品を観る限りにおいては、諾とすべきと思う。特徴のある金の繕い痕は、確かに、あの茶碗を他に真似することのできない名作の域に高めたにはちがいない。だが、逆にいえば、あのまん丸の造形や楽としてきわめて特異な釉のかかり具合があったからこそ、それが生きたともいえる。凡作をいくら見事な金で継いだところで、それは所詮うまく修理された凡作の域を出ることはない。元の茶碗が傑作だったからこそ、あの修理の痕が表現にまで高められた。柳下さんと山本さんにそれぞれの領分で得意とするこの仕事をお願いしてみて、それがよくわかった。おふたりの力量が十分発揮されてこそ、この作品はある。作品のタイトルに、敢えて光悦や「雪峯」の名も出さなかった。もちろん、この作品は、光悦の名作を起点としているが、出来上がってみれば、本歌とはまた異質の魅力を湛えている。 ※参考 「ぐい呑み考」 https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12541739273.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10100913419.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5e20b1fa34ad43a5a1ce30b90eb892d2 《作品情報》(寸法)w6.5㎝×h5.0㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年12月3日迄 《お届け》御注文日から一週間以内にショップから発送いたします。
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西岡悠特集① 黄瀬戸ぐい呑み
¥14,300
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《解説》陶芸教室やガイドブックなどでは、長石に微量な鉄分を含んだ土灰を混ぜたのが黄瀬戸釉だと書いてある。だが、作家にいわせれば、それは本当の黄瀬戸ではない。作家がねらう油揚手はその種のインスタント黄瀬戸とはおよそ異なるものだ。黄瀬戸の黄色は鉄分が酸化焼成されて発色することにかわりはない。しかし、西岡さんの黄瀬戸の黄色は、釉薬が発色するのではなく、むしろ土の鉄分が焼成の過程で釉薬に溶け込むことによってできる黄色だという。だとすれば、その微量な鉄分が滲み出るような土でなければならないし、その土から滲み出てくる鉄分をうまく受け止められる釉薬でなければならない。そもそもそんな都合のいい材料があちこちにあるはずがない。しかも焼成条件もごく限定されているとなれば、本当の黄瀬戸をつくるというのは苦行に等しい。このオーソドックスな胴紐のたたずまいの向こうに、そんな激闘があるとは想像し得ない。それほどこの作品は端正で穏やかである。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12536840547.html 《作品情報》(寸法)w6.7㎝×h4.6㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年11月19日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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西岡悠特集② 黄瀬戸六角盃
¥13,200
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《解説》黄瀬戸には油揚手とぐい呑み手がある。前者は、柔らかくて鈍い光沢の焼き肌に銅緑釉や鉄釉で文様が描かれ、所謂桃山の黄瀬戸とみなされる。いっぽう後者は、その手の模様はなく、表面がつるつるとした光沢をもった黄色い器である。前者が特殊な焼成環境から生まれたのに対して、後者は中世からの灰釉の流れを汲む古瀬戸がとくに黄色く発色したものである。ぐい呑み手の代表的な伝世品に六角盃がある。それゆえに「ぐい呑み」手といわれるのか。確かに、今では多くが盃として使用されるが、複数客のセットで伝わっているケースから推して、これもまた、胴紐の茶碗と同様、向付だった可能性が強い。西岡さんは、どちらかというとぐい呑み手のほうがふさわしいこの形式に、敢えて油揚手を応用した。その試みは功を奏している。釉薬のよく溶けたぐい呑み手でなくても、この六角盃は、油揚肌としっかりと調和している。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12536840547.html 《作品情報》(寸法)w7.1㎝×d6.5×h4.4㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年11月19日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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鼠志野ぐい呑み 鈴木都
¥13,200
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《解説》鼠志野というタイトルからして、はて、これが?、と思う方は少なくないはず。鼠志野は鼠色だからその名称がある。なのに、都さんのこの鼠は、鼠色からはほど遠く、むしろノーマルな志野よりはるかに白い。口縁の部分に鬼板が施されているところが、辛うじて、この作品を鼠志野にしている。作家はどんな意図でこんな発想をしたのか。この釉景色をみて自然と思いついたのが富士山。長石の真白な部分と鬼板の赤鼠の部分とで、暗雲垂れ込めた夕景に聳える白富士にもみえる。楽などの伝世品にもこの手のデザインは多い。都さんにそれを確かめると、全く的はずれ。作家の信奉する唐九郎の作品にこの手の茶碗があるそうだ。へー、そんなんつくってるんだ、と調べてみたら、あるある、同じような作品が。楽とか、仁清とか、唐九郎からはほど遠い印象だが、そんな作為でも、この天才にかかれば、たちまち唐九郎色になってしまう。あっぱれ、唐九郎!。でも、写真でみる限り、という条件つきで、都さんのこの鼠のほうが断然きれいでステキである。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091662288.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5e20b1fa34ad43a5a1ce30b90eb892d2 作家HP http://suzukishu.com/ 《作品情報》(寸法)w7.5㎝×d6.7×h5.0㎝(それぞれ最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2019年11月3日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。 ※作品について御不明の点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
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鼠志野猪口 鈴木都
¥13,200
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《解説》この猪口の青はとても印象に残る。鼠志野が青を呈するのは珍しくないが、たいていは鼠色に近い青である。対して、この青は特別のようにみえる。だが、それがそのようにみえるのは、その青自体に何かの秘密があるわけでなく、むしろそれ以外の色たちのおかげというところがある。側面に現れた火色の何と鮮やかなこと。そして、鬼板を削って抜いた絵模様がとりわけ濃いピンクに染まっていること。器表でぞんぶんに踊るこれらの補色?たちが、この作品の鼠色をさらに明るい青に仕立て上げている。鼠志野は志野のネガティブを楽しむのがトラッドな観賞の仕方かと思うが、この作品にあっては、志野云々というよりも、器の四方で踊る青、赤、ピンクの色たちの自己主張こそが何よりもの魅力である。最近作家はこの手の作品をあまり手がけてないとのことだが、ぜひこの怪しく美しい鼠の路線を、もっと深化させてもらいたいものである。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091662288.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5e20b1fa34ad43a5a1ce30b90eb892d2 作家HP http://suzukishu.com/ 《作品情報》(寸法)w6.0㎝×h4.8㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年11月3日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。 ※作品について御不明の点がございましたら、気軽にお問い合わせ下さい。
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鳴海織部ぐい呑み 深見文紀
¥10,800
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《解説》ひとくちに織部といっても、その種類は多い。引き出し黒から発展した織部黒や黒織部も織部なら、白土に織部釉と呼ばれる銅緑釉をかけた青織部や、赤土にそれをかけないで焼く赤織部もまた織部である。鳴海織部は、青織部と赤織部の中間に位置し、赤土と白土を生地に、前者には鉄と白泥で文様を描き、後者には銅緑釉をかける。伝世する織部の優品には鳴海が多い。深見さんは、この鳴海に取り組むに当たって、赤土の発色と質感にとくにこだわったという。作家の得意とする漫画ではなく、トラッドな文様を控えめに施すことによって、赤土の赤と銅緑釉の緑が際立つ。ムラムラとかかる釉薬(うわぐすり)にも動きがあって、ところどころに現れたピンホールもまた、器が渋く育っていくだろうことを予感させる。さらに、全体の造形もしっかりとした芯のうえに動きを出して、織部本来のダイナミクスを的確にとらえている。深見さんを、漫画ではなく、正統な織部作家と呼ぶにふさわしい優品である。 ※参考 「ぐい呑み」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12525680542.html?frm=theme 「作家インタビュー」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12452039652.html 《作品情報》(寸法)w8.0-9.0㎝×h4.2-4.9㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年10月14日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。 ※10月以降は税率が変わりますので、価格は11,000円になります。
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志野ぐい呑み 山田洋樹
¥10,800
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《解説》四年前に古田織部の没後四百年を記念して「大織部展」が開かれたのは記憶に新しい。夥しい名物が集ったその展示で発見は多々あったが、最も衝撃的だったことのひとつに瀬戸黒がある。それまで「ワラヤ」や「小原木」などの縦横がほぼ同じ長さの瀬戸黒を見慣れていた眼に、極端に横長の瀬戸黒が目に飛び込んできた。しかも、そんな茶碗がいくつもある。なかでも「常盤」は、高台もないに等しいほど低いので、まさに盥のようなたたずまい。そのたくましく野性的な迫力に圧倒された。今回、山田さんにそんな形で志野ができないかと提案した。そしてその回答がこの作品。一目みて歴然としているが、「常盤」とは対照的な、優雅で気品に満ちた作品に仕上がった。志野の釉調がそうさせているのはもちろん、作家は、瀬戸黒の基本形を保ちながら、胴部を少したわめたり、腰に変化をつけるなど、随所に志野の造形をちりばめた。これを作家の創意とするのならば、それはうまくいっているというべきだ。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12500817326.html?frm=theme 《作品情報》(寸法)w6.8-7.2㎝×h3.7㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年9月3日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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志野ぐい呑み 山田洋樹
¥10,800
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《解説》「ぐい呑み考」で一番最初に取り上げた山田さんのオレンジがかった志野はできないか、と以前から作家にお願いしていた。師匠の加藤康景氏ゆずりの独特の志野で、筆者がこの方の作品世界に引き込まれたきっかけとなった作品でもあった。作家がおっしゃるには、最近は当時と違う窯を使っていて、その窯ではあれは出ないのだそう。だが、手元にあるあのオレンジ志野をみるにつけ、おそらく、これを評価する同志は、筆者以外にもおおぜいいるにちがいないと確信する。で、何とかならないかと無理をいい続けていたら、今度の瀬戸黒シリーズでそれらしい作品が仕上がってきた。それがこの作品。全体に白の色調が勝っているが、ところどころにかかる火色は、まさにあのオレンジの明るい輝きを放っている。この作品では、厚くかけられた釉に現れたピンホールが、まるで梅花皮のようにひび割れていく様が魅力のひとつだが、これにそのオレンジがさすと全体の立体感が一気に増してみえる。瀬戸黒形式のなかで、作家の育んできた技が十全に生きた作品といっていい。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12500817326.html?frm=theme https://ameblo.jp/guinomikou/entry-11951914077.html?frm=theme 《作品情報》(寸法)w6.7-7.0㎝×h4.3㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年9月3日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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赤紫志野猪口 鈴木都
¥12,960
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《解説》前回都さんの作品をアップしてすぐ「次はいつまでに用意したらいいでしょうか?」とのお尋ねだったので、できれば5月中に、とお願いした。6月に入って、作家から作品の代わりにメールが届いた。「窯は焚いているのですが、なかなか篤丸ショップ向けに、特色のある作品が取れずじまいで」とある。そんなことなら大歓迎。いつまでも待ちましょう!それほどにこだわりを込めてセレクトして下さる作家の気持ちがとっても嬉しい。で、今月になって届いたのが写真の猪口。赤紫の深みがますます増して、何やら怪し気な魅力を放つ。作家によれば「窯の中で他と少し火の流れが違う場所があり、そこに入れると紫が赤味を帯びることを最近発見した」のだそう。桃山の花入に「三角」と呼ばれる筒形を三方にたわめた様式の伝世品がある。備前や信楽などの焼き締めに多いが、敢えて三つの面をつくることによって、灰やコゲなどからなる焼きなりを、異なる三つの様相から楽しむことのできる花入だ。織部などはこれを床にかけて楽しんだという。都さんのこの猪口は四方になっていて、それぞれが異なる四つの様相をみせる。焼き締めならまだしも、志野でこれは珍しい。釉薬物は炎の戯れをむしろ避ける傾向にあるからだ。作家のコメントから伺い知れるように、その志野が「火の流れ」による焼き締めのような領域に達していることがわかる。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091662288.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5e20b1fa34ad43a5a1ce30b90eb892d2 作家HP http://suzukishu.com/ 《作品情報》(寸法)w5.8㎝×h5.8㎝(wは口縁一辺の長さ)、共箱付、新品 《販売期限》2019年8月26日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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割高台ぐい呑み 鈴木大弓
¥9,720
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《解説》大弓割高台の一番の見所は、口縁の両端につけられたキズ。割高台は韓半島では祭礼用の器だった。儒教の祭器は古代中国の青銅器を模している場合が多く、割高台のモデルは、青銅器における酒器の役割を果たした爵とされ、これには特徴的な角が備えられていた。だから、割高台にももともと口縁に角があったが、これを茶碗に転用した茶人たちは、実用には邪魔として、角を削り取ってしまった。そのため、伝世する割高台茶碗の多くにはその痕跡がある。研究熱心な大弓さんは、初めそれを土片をつけて表現していたが、せっかくなら削り跡がもっとリアルなほうがいいと、無理をいってこれをドリルで削って頂いた。今回もしっかり削り跡をつけて下さったが、これがもっとわかりやすくなるようにと、古色をつけて頂いた。写真をみると一目瞭然、削り跡もはっきりみえるし、全体に延びる貫入もはっきり浮かび上がって、風情が倍増した。真っ白な状態から時間をかけて育てるのももちろんいいが、古色付けが有効なケースのひとつといっていい。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12218636898.html?frm=theme 《作品情報》(寸法)w8.1-7.3㎝×h5.6㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年8月19日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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黄瀬戸ぐい呑み 深見文紀
¥12,960
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《解説》桃山の黄瀬戸には何か申し訳程度に文様がある。菖蒲であったり、菊であったり、丁子だったりするが、それは、けっして全面に出ることなく、木灰釉と銅緑釉が織り成す黄と緑のコントラストの引き立て役として描かれている。黄瀬戸のヒエラルキーでは、上位にあの味わい深い油揚げ肌、次に胆礬、それから文様というほかないけれど、かといって、そのささやかな文様がないと逆に何か物足りない。深見さんは、これを逆手に取って、この文様を、得意の絵心を駆使して凝ったものに仕上げた。黄瀬戸の常識からすればでしゃばりにもみえかねないこの兎の絵が、油揚げ肌がタブローにもなり得るというオルタナティブを示した。このジャンルにおおける新しい試みといっていい。さらに、食器に近いその造形にあっても、シャープな線が全面に活かされて、黄瀬戸のもつ格式を巧みに表現している。見込みの兎は『鳥獣戯画』からきているが、黄色い円形に映るその姿は、月に住むといわれるお伽噺の兎を彷彿とさせる。このウィットの効いた作品は、十五夜あたりに月を眺めながら一杯やるのにちょうどいい。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12046351592.html?frm=theme 「作家インタビュー」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12452039652.html 《作品情報》(寸法)w8.0㎝×h3.8㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年8月16日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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赤ぐい呑み 加賀光悦写 柳下季器
¥12,960
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《解説》光悦の「加賀」は、ただでさえ飛んでいるその作品群のなかで、最も過激な茶碗といっていい。やきもののルールを気にすることなく、少しでも陶器に携わっていたら思いつかないような創意を、その全面に施した。鉛釉、黄土、白泥、もしかしたらさらに黒い泥まで塗っていたかもしれない重ね塗り、半筒にも鉢形にも属さないその特異な形状、いびつに施された櫛削り、いずれも、やきものの常識を信じていれば敬遠するはずの表現である。ところが、光悦はこれをさらりとやってのけ、しかもそれがなくては成立し得ない作品にまで仕上げた。そこには長次郎にはない軽さ、明るさがある。それは、すぐにでもつかめそうなのにけっして追いつくことのできない月影のように、簡単に再現できそうで実は難しい。この作品をみれば歴然としているように、柳下さんは、これに果敢に挑戦し、ひとつの解を導いている。 ※参考 「ぐい呑み考」https://gamp.ameblo.jp/guinomikou/entry-12463695868.html 作家HP http://www.hideki-yanashita.com/ 《作品情報》(寸法)w7.7㎝×d6.2㎝×h4.7㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年6月25日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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乾漆赤ぐい呑み 山本哲
¥18,360
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《解説》長次郎の赤茶碗を意識した乾漆酒器。黒と同様、長次郎の赤は単なる赤ではない。哲さんはもちろんそのことを知っている。布目をうまく利用しながら、そこに様々な色を塗り重ねて、本歌の複雑な色相を表現した。とくに外側と内側の塗り分けがみどころ。それぞれにとてもぶ厚くみえるので、見た目の重さと手取りの軽さのギャップに驚く。乾漆ゆえにやきものの質感はないが、その分塗りものにしかできない彩色が可能となった。あたかも詩から音楽が生まれるように、長次郎のエッセンスが表現されている。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10102048210.html 《作品情報》(寸法)w5.2-5.6㎝×h4.7㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年6月11日迄 《お届け》御注文日から約二週間後にショップから発送いたします。
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深見文紀特集① 黄瀬戸ぐい呑み
¥12,960
SOLD OUT
《解説》深見さんは崩すよりも「シュッとした」造形のほうが好きだという。「シュッとした」というのは、おそらく、きちんとした折り目正しい造形をいうのだろう。これを、シンメトリックなとか、格のあるとか、茶道の用語でいえば「真」の形ということもできる。桃山陶は総じて崩すほうの造形を特徴とする。織部はその最たるものだが、志野でも瀬戸黒でも、実は織部に先立って、アシンメトリーや破格のはじめの一歩を示したやきものだった。そんななかで黄瀬戸だけは例外で、伝世する茶碗には格を志向する造形が多い。だから、深見さんがこの黄色い器に執着するのはごく自然なことである。この方の造形への衝動を鎮めるのに、格調に満ちた黄瀬戸の形式はうってつけなのだ。この作品は、伝統的なその形式にのっとりながら、胴のラインを口縁にむけて少し絞っている。このラインがとりわけ美しい。少し上目に引かれた胴紐もその曲線のたおやかさを引き立てている。よほど黄瀬戸に思い入れあるんですね、と水を向けると、作家はいう、「釉が溶けるか溶けないかの絶妙なものが焼けたときは、ずっと眺めていたりします」。はたして作家はこの作品をどれほど眺めていたのだろうか。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12046351592.html?frm=theme 「作家インタビュー」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12452039652.html 《作品情報》(寸法)w6.3-6.7㎝×h4.6㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年5月13日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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深見文紀特集② 鼠志野ぐい呑み
¥11,880
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《解説》志野筍絵の名碗「玉川」を写した作品。荒川豊蔵は、美濃の山中で志野の陶片を発見する数日前に、名古屋で北大路魯山人とともにこの「玉川」を観ている。その輪トチン跡をみて、これと同じものを故郷の美濃でみたことがあると思い立って、それを確かめに帰った。すると、故郷の窯跡からその「玉川」と同じ筍絵の陶片がみつかった。志野の産地は瀬戸とされていたそれまでの定説を覆した歴史的発見とされるが、そんな伝説の傍らで本歌の「玉川」はときを越えて美しい。豊蔵が「随縁」をつくったように、深見さんもまたこれに惚れぬいて写さずにはいられなかった。「胴のたわんだ線がたまらない」という作家は、目立たない本歌の勘所をきちんと押さえている。さらに、白い志野を反転し鼠志野に仕上げた。鼠の複雑な発色もいいが、これが思わぬ効果をもたらした。鼠の模様は掻き落とすのが常だが、本作では「胴紐をまたぐので撥水剤で抜いた」という。だから模様の輪郭が滲んで、まるでスプレー缶の落書きのようになっている。とてもポップな筍絵ではないか。桃山の幽玄な志野に、現代のポップアートがフュージョナイズされたモダン志野である。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091662107.html 「作家インタビュー」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12452039652.html 《作品情報》(寸法)w5.5-6.0㎝×h5.9㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年5月13日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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深見文紀特集③ 粉引ぐい呑み
¥8,640
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《解説》粉引を始めたきっかけは、深見さんが最近つくりだした赤漫粉引にあるという。粉引のうえに赤絵で漫画を描くという漫画織部の新作である。赤絵が引き立つ生地にしないといけないので、できるだけ白い地を目指した結果、面白い無地粉引(?)ができた。絵がなくてもこれだけで十分面白いのではと作品化したのが本作である。このプラスティックのような質感の白、そこに不自然に現れる大きな鉄粉や石ハゼが特異である。粉引は一般受けするので、それらしい体裁のものが巷にあふれているが、だからこそ、これという作品にめぐり会える機会は少ない。そんななかで深見さんのこの粉引はまさに異形のという形容がふさわしい。白泥や濃い鉄粉など、粉引に備わるとされる特徴が不自然なほど強調されて、まるで本歌の戯画をみているようで。雨漏り風の濃淡やピンクがかった御本もうれしい。右から左にとおり抜けていく凡庸な粉引が氾濫するなかで、どこか引っかかりを感じさせるこの作品は確かな声をもっている。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12368218749.html?frm=theme 「作家インタビュー」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12452039652.html 《作品情報》(寸法)w8.0㎝×h4.4㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年5月13日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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鼠志野ぐい呑み 山田洋樹
¥10,800
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〈解説〉山田さんの作品はその力量の割にあまり世に出ていない。これまで、広島の天満屋で定期的に個展をする他に、名古屋の松坂屋で今年二度目の個展をしたくらい。ただ、天満屋では好評を博して、毎年会場が増えて、今年は福山や米子で個展が開かれるらしい。松坂屋でも再来年の開催が決まったそうで、いざ作品に接すれば、評判は上々のようだ。ようやく世間もこの方の面白さを認め出している。本作は、山田さんにしては珍しい鼠志野。鼠色とも、青とも、赤とも、白ともみえる変幻自在な色彩は、志野のネガ版ともいえるこのやきものの定番の魅力。それ以上に目を引くのがその形式。いっけんモダンみえるが、実は桃山志野の基礎的な諸法則をうまく組み合わせたにすぎない。高台から腰にかけてのたおやかなライン、しっかり張った腰、腰から上に向けてすぼまっていく動き。腰のぐるりに施された面取り。この作品が十分にモダンにみえるのは桃山自体がモダンだったからといっていい。そのことを十分に意識する作家は、それに忠実であることが新しさの追求につながることを知っている。この作の素朴にモダンな風貌は、それを的確に物語っている。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12445634604.html?frm=theme 《作品情報》(寸法)w6.7-7.0㎝×h5.3-5.7㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年4月9日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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志野ぐい呑み 鈴木都
¥10,800
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《解説》都さんから「昨日窯出ししたばかりの志野を送ります」とメールを頂いたのが1週間前。生鮮品と違ってやきものに鮮度はあまり関係ないが、せっかくなら新鮮なうちがよかろうと、手早く準備してアップしたのが上の作品。焼きたてホヤホヤである。「いつもより緋色がよく出たのと、白い土が際立つように焼けたので、こちらを選びました」とは作家の言。オレンジがかった火色は、明るさでも鮮やかさでも群を抜く。土見せの白は、あたかも石膏を固めたかのようで、焼いてこうなったとは思えないほど明るく深い。当然、そのコントラストがこの作品の最大の魅力。いつもよりあっさりめの鉄絵もそれを引き立てていて。スタンダードな志野茶碗にはあまりみかけない胴紐のようなラインは「竹の節」で、桃山の古作にこの手の茶碗があるそうだ。作家は本歌の写真(平凡社陶器全集「志野」所収「竹のふし茶碗」)まで送って下さって、その「野武士的な造形が好み」という。ただ、この作品のほうが、竹の節をさらに強調させたり、指やへらを使ってアクセントをつけたりして、本歌よりよほど野武士的である。だが、他方、これほど麗しい色調を前にすれば、「野武士的」という形容は、逆に行き場を失う。麗しさと荒々しさが共存するアンビバレントな志野である。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12450561164.html?frm=theme 作家HP http://suzukishu.com/ 《作品情報》(寸法)w6.5㎝×h4.7㎝(共に最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2019年4月30日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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朝鮮唐津ぐい呑み 岡本作礼
¥17,280
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《解説》鉄釉のうえに藁灰釉が幽玄に浮かび上がる。濃淡のある茶色と柔らかい乳白色の間で、無数の色のコントラストが踊る。立ちぐいを花弁のような造形に発展させていることもさることながら、高台回りの土見せが、この作品のもうひとつの見処。唐津特有のざんぐりとした土肌に仄かに火色がさしているが、本作ではそれが銀化してキラキラ光ってみえる。これは高温によるものですかと尋ねると、「そうです。火前で直接炎が当たって焦げた状態です」と作礼さん。火前は窯のごく限られた場所。作家は意図してこれを表している。信楽や備前でいう炭化のコゲとは違って、土自体が焦げている。だから黒でなくて銀色なのだ。もちろん銀化しない土もある。だが、そこに「炎のエネルギーを感じるから」敢えてこれを狙う。作礼さんの作品は品格のある形式を特徴とするが、それが単なるお上品に流れないのは、その底流にいつもこの土や炎との葛藤があるからだ。穏やかな佇まいの隅々にその痕跡が見え隠れする。美しく、力強い朝鮮唐津である。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12449200757.html?frm=theme 《作品情報》(寸法)w5.8cm×h5.8㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年4月22日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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黄瀬戸輪花盃 西岡悠
¥12,960
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《解説》黄瀬戸の上物を油揚手という。そのしっとりとした肌が油揚げの肌艶を想わせるという理由から。それでも、実際の油揚げは黄瀬戸ほど黄色くないし、黄瀬戸も油揚げほどギトギトしていない。西岡さんの師匠の鈴木五郎氏は「黄瀬戸は砂地から水が滲み出るように」といった。むしろこの喩えのほうがわかりやすい。上の見込みの写真をみれば一目瞭然、弟子の作品は師匠の言葉を実直に肯定している。さらに、黄瀬戸が求める格式への志向にこだわるのがこの作家の真骨頂。胴紐や六角などの定番に満足することなく、その源泉と推定される古代中国の青銅器まで遡って、うわっ面でない黄瀬戸の本質に迫る。本作は、「盤」という青銅器の様式に、桃山期の食器によくある輪花を合わせたもの。口縁と高台に施された網代文が形式の格調をさらに高める。盃のわりにはたっぷりとした容量があって、売り物でなければ、並々とこれに酒を注ぎたいところ。その衝動を抑えるのがたいへんで、写真を撮り終えたら、そそくさと箱に戻して大切にしまってある。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10101711610.html 《作品情報》(寸法)w7.7㎝×h4.5㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年4月2日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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信楽筆洗ぐい呑み 柳下季器
¥12,960
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《解説》小堀遠州が信楽焼でつくらせたとされる茶碗「花橘」を祖形としたぐい呑み。もともと信楽に茶碗は少ないが、あっても格式から離れる「草」の形がほとんど。遠州はこれに中国で古くから伝わる「筆洗」という「真」の形式を適用した。国焼に唐渡りの意匠をまとわせるのは遠州の創意の醍醐味。現代の信楽でも焼き締めという性質からか、格のある形式の茶碗をつくる向きは少ない。そんななかで、作家はその遠州の醍醐味をぐい呑みに応用した。本歌を単に真似るというより、これを多少崩して、ぐい呑みとしての使いやすさを工夫する。見込みの降灰と胴まわりの火色が控え目で美しい。古信楽の渋い焼きを彷彿とさせて、その点では、少し焼き過ぎの嫌いがある本歌よりいいかも。古代中国の青銅器に由来する三本足を四角形にデフォルメした高台も見所のひとつ。呑み干す毎にこれを眺めて悦に入れば、深酔いすること間違いなし! ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12242469846.html?frm=theme 作家HP http://www.hideki-yanashita.com/ 《作品情報》(寸法)w8.6㎝×d8.2㎝×h4.0㎝、共箱付、新品 《販売期限》2019年3月25日まで 《お届け》本作品は作家より直接発送されます。箱の制作期間に二週間ほど頂きますので、お届けは約三週間後になります。
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