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西岡悠特集① 黄瀬戸ぐい呑み
¥14,300 税込
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《解説》陶芸教室やガイドブックなどでは、長石に微量な鉄分を含んだ土灰を混ぜたのが黄瀬戸釉だと書いてある。だが、作家にいわせれば、それは本当の黄瀬戸ではない。作家がねらう油揚手はその種のインスタント黄瀬戸とはおよそ異なるものだ。黄瀬戸の黄色は鉄分が酸化焼成されて発色することにかわりはない。しかし、西岡さんの黄瀬戸の黄色は、釉薬が発色するのではなく、むしろ土の鉄分が焼成の過程で釉薬に溶け込むことによってできる黄色だという。だとすれば、その微量な鉄分が滲み出るような土でなければならないし、その土から滲み出てくる鉄分をうまく受け止められる釉薬でなければならない。そもそもそんな都合のいい材料があちこちにあるはずがない。しかも焼成条件もごく限定されているとなれば、本当の黄瀬戸をつくるというのは苦行に等しい。このオーソドックスな胴紐のたたずまいの向こうに、そんな激闘があるとは想像し得ない。それほどこの作品は端正で穏やかである。
※参考
「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12536840547.html
《作品情報》(寸法)w6.7㎝×h4.6㎝、共箱付、新品
《販売期限》2019年11月19日迄
《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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