鳴海織部ぐい呑み 深見文紀
¥10,800 税込
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《解説》ひとくちに織部といっても、その種類は多い。引き出し黒から発展した織部黒や黒織部も織部なら、白土に織部釉と呼ばれる銅緑釉をかけた青織部や、赤土にそれをかけないで焼く赤織部もまた織部である。鳴海織部は、青織部と赤織部の中間に位置し、赤土と白土を生地に、前者には鉄と白泥で文様を描き、後者には銅緑釉をかける。伝世する織部の優品には鳴海が多い。深見さんは、この鳴海に取り組むに当たって、赤土の発色と質感にとくにこだわったという。作家の得意とする漫画ではなく、トラッドな文様を控えめに施すことによって、赤土の赤と銅緑釉の緑が際立つ。ムラムラとかかる釉薬(うわぐすり)にも動きがあって、ところどころに現れたピンホールもまた、器が渋く育っていくだろうことを予感させる。さらに、全体の造形もしっかりとした芯のうえに動きを出して、織部本来のダイナミクスを的確にとらえている。深見さんを、漫画ではなく、正統な織部作家と呼ぶにふさわしい優品である。
※参考
「ぐい呑み」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12525680542.html?frm=theme
「作家インタビュー」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12452039652.html
《作品情報》(寸法)w8.0-9.0㎝×h4.2-4.9㎝、共箱付、新品
《販売期限》2019年10月14日迄
《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
※10月以降は税率が変わりますので、価格は11,000円になります。
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