赤紫志野猪口 鈴木都
¥12,960 税込
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《解説》前回都さんの作品をアップしてすぐ「次はいつまでに用意したらいいでしょうか?」とのお尋ねだったので、できれば5月中に、とお願いした。6月に入って、作家から作品の代わりにメールが届いた。「窯は焚いているのですが、なかなか篤丸ショップ向けに、特色のある作品が取れずじまいで」とある。そんなことなら大歓迎。いつまでも待ちましょう!それほどにこだわりを込めてセレクトして下さる作家の気持ちがとっても嬉しい。で、今月になって届いたのが写真の猪口。赤紫の深みがますます増して、何やら怪し気な魅力を放つ。作家によれば「窯の中で他と少し火の流れが違う場所があり、そこに入れると紫が赤味を帯びることを最近発見した」のだそう。桃山の花入に「三角」と呼ばれる筒形を三方にたわめた様式の伝世品がある。備前や信楽などの焼き締めに多いが、敢えて三つの面をつくることによって、灰やコゲなどからなる焼きなりを、異なる三つの様相から楽しむことのできる花入だ。織部などはこれを床にかけて楽しんだという。都さんのこの猪口は四方になっていて、それぞれが異なる四つの様相をみせる。焼き締めならまだしも、志野でこれは珍しい。釉薬物は炎の戯れをむしろ避ける傾向にあるからだ。作家のコメントから伺い知れるように、その志野が「火の流れ」による焼き締めのような領域に達していることがわかる。
※参考
「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091662288.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5e20b1fa34ad43a5a1ce30b90eb892d2
作家HP http://suzukishu.com/
《作品情報》(寸法)w5.8㎝×h5.8㎝(wは口縁一辺の長さ)、共箱付、新品
《販売期限》2019年8月26日迄
《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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