赤ぐい呑み 柳下季器 × 山本哲
¥16,500 税込
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《解説》光悦の「雪峯」にあの稲妻のような繕い痕がなかったら、はたして名碗となっていただろうか。実物を四方からみる機会に恵まれたことがないので、定かには判断できないが、少なくとも柳下 × 山本コラボによるこの作品を観る限りにおいては、諾とすべきと思う。特徴のある金の繕い痕は、確かに、あの茶碗を他に真似することのできない名作の域に高めたにはちがいない。だが、逆にいえば、あのまん丸の造形や楽としてきわめて特異な釉のかかり具合があったからこそ、それが生きたともいえる。凡作をいくら見事な金で継いだところで、それは所詮うまく修理された凡作の域を出ることはない。元の茶碗が傑作だったからこそ、あの修理の痕が表現にまで高められた。柳下さんと山本さんにそれぞれの領分で得意とするこの仕事をお願いしてみて、それがよくわかった。おふたりの力量が十分発揮されてこそ、この作品はある。作品のタイトルに、敢えて光悦や「雪峯」の名も出さなかった。もちろん、この作品は、光悦の名作を起点としているが、出来上がってみれば、本歌とはまた異質の魅力を湛えている。
※参考
「ぐい呑み考」
https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12541739273.html
https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10100913419.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5e20b1fa34ad43a5a1ce30b90eb892d2
《作品情報》(寸法)w6.5㎝×h5.0㎝、共箱付、新品
《販売期限》2019年12月3日迄
《お届け》御注文日から一週間以内にショップから発送いたします。
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