志野ぐい呑み 鈴木都
¥10,800 税込
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《解説》都さんから「昨日窯出ししたばかりの志野を送ります」とメールを頂いたのが1週間前。生鮮品と違ってやきものに鮮度はあまり関係ないが、せっかくなら新鮮なうちがよかろうと、手早く準備してアップしたのが上の作品。焼きたてホヤホヤである。「いつもより緋色がよく出たのと、白い土が際立つように焼けたので、こちらを選びました」とは作家の言。オレンジがかった火色は、明るさでも鮮やかさでも群を抜く。土見せの白は、あたかも石膏を固めたかのようで、焼いてこうなったとは思えないほど明るく深い。当然、そのコントラストがこの作品の最大の魅力。いつもよりあっさりめの鉄絵もそれを引き立てていて。スタンダードな志野茶碗にはあまりみかけない胴紐のようなラインは「竹の節」で、桃山の古作にこの手の茶碗があるそうだ。作家は本歌の写真(平凡社陶器全集「志野」所収「竹のふし茶碗」)まで送って下さって、その「野武士的な造形が好み」という。ただ、この作品のほうが、竹の節をさらに強調させたり、指やへらを使ってアクセントをつけたりして、本歌よりよほど野武士的である。だが、他方、これほど麗しい色調を前にすれば、「野武士的」という形容は、逆に行き場を失う。麗しさと荒々しさが共存するアンビバレントな志野である。
※参考
「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12450561164.html?frm=theme
作家HP http://suzukishu.com/
《作品情報》(寸法)w6.5㎝×h4.7㎝(共に最大値)、共箱付、新品
《販売期限》2019年4月30日迄
《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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