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黄瀬戸輪花盃 西岡悠
¥12,960 税込
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《解説》黄瀬戸の上物を油揚手という。そのしっとりとした肌が油揚げの肌艶を想わせるという理由から。それでも、実際の油揚げは黄瀬戸ほど黄色くないし、黄瀬戸も油揚げほどギトギトしていない。西岡さんの師匠の鈴木五郎氏は「黄瀬戸は砂地から水が滲み出るように」といった。むしろこの喩えのほうがわかりやすい。上の見込みの写真をみれば一目瞭然、弟子の作品は師匠の言葉を実直に肯定している。さらに、黄瀬戸が求める格式への志向にこだわるのがこの作家の真骨頂。胴紐や六角などの定番に満足することなく、その源泉と推定される古代中国の青銅器まで遡って、うわっ面でない黄瀬戸の本質に迫る。本作は、「盤」という青銅器の様式に、桃山期の食器によくある輪花を合わせたもの。口縁と高台に施された網代文が形式の格調をさらに高める。盃のわりにはたっぷりとした容量があって、売り物でなければ、並々とこれに酒を注ぎたいところ。その衝動を抑えるのがたいへんで、写真を撮り終えたら、そそくさと箱に戻して大切にしまってある。
※参考
「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10101711610.html
《作品情報》(寸法)w7.7㎝×h4.5㎝、共箱付、新品
《販売期限》2019年4月2日迄
《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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