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企画展「光悦様~The Koetsu styles」; 赤ぐい呑み 杉本 玄覚 貞光
¥66,000
SOLD OUT
《解説》杉本師のこの作品は、光悦を換骨奪胎している。造形面からいえば、口縁の端反りは「雨雲」などの第二のタイプにみられる「S字曲線」を構成し、高台からの丸みは「乙御前」などの第三のタイプを彷彿とさせる。いっぽう、手捻りによる成形で波打つような器表になっていたり、白濁した釉薬といかにも柔らかそうな土味は、光悦本歌にはなく、作家独自の表現である。さらに極めつきは高台。本歌の際立った特徴である「めり込み高台」を意識しているのは明らかだが、その「反則性」に流されることなく、そのめり込み具合といい、削り具合といい、しっかりと「法」の節度を効かせている。光悦を特徴づける作行きを取り込みながら、自分の表現の一部にするこのやり方は、杉本流の「新結合」と呼んでいい。作家は光悦と対話している。桃山陶をずっと相手に創作活動を続けてきた師は、しばしば本歌のあらがみえてくるという。作家には、おそらく、光悦の「反則」があらにみえた。「法」と「反則」の対話の先に、この作品がある。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12708790518.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10109146329.html https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12325410235.html 作家HP http://sugimoto-sadamitu.jp/ 《作品情報》(寸法)w7.1㎝×h5.4㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2022年2月21日迄 《お届け》御注文日から約三週間後にショップから発送いたします。
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企画展「光悦様~The Koetsu styles」; 赤ぐい呑み 杉本玄覚貞光
¥66,000
SOLD OUT
《解説》光悦茶碗のエッセンスをぐい呑みにした杉本師の代表作のひとつ。「光悦ほど自然をしっかり観察し、それを茶碗づくりに生かしたひとはいない」と師はいう。その形は、他の茶碗と比べると一風変わっているが、意外と奇異に写らない。それは、紛れもなく光悦の発明であるはずなのに、なぜかはるか昔からあったような既視感を誘う。光悦の形式が自然のそれを踏襲していることの証である。本作はちょうど掌のなかでコロコロ転がして楽しめるほどの頃合い。手びねりで丸めたその造形は、幾何学とは正反対の曲線美をなしていて、やさしく、あたたかい。通常、赤のうえにコゲが乗って黒みを帯びるが、本作では白くなっている。「窯変ですか?」と質問したら、「いいえ、釉薬です」との返答。最後にかける透明釉は、特別なものを使っていて、時間がたつと白濁して凝固する。そうなるともう使いものにならないが、この作品は、それがちょうど白くなるかならないかのところで焼けた。結果、コゲの乗ったこれまでの作品とは正反対の風貌をみせる。ねらってはできないそうだ。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12708790518.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10109146329.html https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12325410235.html 作家HP http://sugimoto-sadamitu.jp/ 《作品情報》(寸法)w6.7㎝×h5.3㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2022年2月21日迄 《お届け》御注文日から約三週間後にショップから発送いたします。
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企画展「光悦様~The Koetsu styles」; 乾漆ぐい呑み「加賀」写 山本哲
¥19,800
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《解説》もうずいぶん前になるが、哲さんが乾漆で長次郎を想わせる茶碗をつくっているのを観て、漆でこんな面白いことができるのなら、光悦みたいなぐい呑みできませんか、と無理をいった。そういわれると俄然闘志が沸いてくるこの方の性格からして、断られるはずがないとの計算済みである。「で、どんなんがいい?」と返事を頂いたので、咄嗟に、「加賀」なんかどうですか、と応えた。この茶碗は、光悦の異形だらけの茶碗のなかでとくに飛び抜けている。それこそ作為だらけの作品で、柳宗悦からすれば、最も忌み嫌うべき茶碗の代表格だろう。その作為のひとつとして、器胎に白泥や黄土や釉薬を塗り重ねて景色をなしていることが挙げられる。どうやってこれを実現したかわからないほど、この茶碗の制作工程は謎に満ちている。ただ、少なくとも最終的な表現として複数の色彩が重なることで「加賀」の「加賀」たる所以が成立しているとすれば、この形式は、漆芸と親和性があるにちがいない。案の定、面白い作品をつくって頂いた。そのうちのひとつは筆者の手元にあるので、この作品は別の機会に作家が手掛けたものである。 ※参考 「ぐい呑み考」 https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12707283940.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10102048210.html 《作品情報》(寸法)w5.0㎝×h4.0㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2022年2月21日迄 《お届け》箱の制作期間に二週間ほど頂きますので、発送はその後になります。
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企画展「光悦様~The Koetsu styles」; 赤雪峰ぐい呑み 柳下季器 × 山本哲
¥36,300
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《解説》柳下さんと哲さんのコラボによる「雪峰」は、すでにここでも紹介している。織部企画のときの「須弥(十文字)」とともに、好評のうちに迎えられたが、今回、柳下さんは、もう一歩進んで、赤だけではなく、口縁から白を重ねた。本歌の白は釉薬の白濁と思っていたがどうもそうではないと踏んだようだ。確かに、こちらのほうが本歌により近いようにみえる。そこに哲さんの手が加わってどうなったかは観てのとおり。器胎の表面だけでなく、内側までも手を入れて、あいかわらず細かい仕事で納得させる。ただ、今回はアクシデントがあった。割れたとか欠けたとは違って、意図的な繕いは、繕わなければならない状態を人為的につくらねばならい。つまり、わざと壊さなければならない。今回、その過程で白い土の一部がめくれてしまった。粗い土に泥土を重ねれば無理もない事態である。哲さんはこれを金ではなくわざわざ白漆で繕った。ふつうなら欠損品といわれても仕方ないが、やきものの世界ではこれに積極的な価値をみる。本歌の金繕いがそうだし、この作品では偶然のアクシデントによって新たな見どころが生まれた。そこまでこだわって下さったおふたりに感謝しきりである。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12712204066.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10100913419.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10102048210.html 《作品情報》(寸法)w6.9㎝×h5.2㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2022年2月21日迄 《お届け》御注文から共箱を発注いたしますので、発送は二週間以降になります、
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企画展「光悦様~The Koetsu styles」; 不二山仰 黄瀬戸ぐい呑み 西岡悠
¥19,800
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《解説》今回の企画展への参加を西岡さんに呼びかけた際、この作家が光悦にどんなアプローチをするか想像していた。織部展でまん丸の織部を出展していたから、今度もこの路線で丸い光悦を出してくるのではないか。勝手な予想は見事にハズれ、作家から届いたのは、四角い光悦、しかも黄瀬戸だった。まったく嬉しい誤算で、この作品をひとめみて、これはまちがいなく「四彩」に続く西岡さんのヒット作品になるにちがいないと確信した。「不二山」を黄瀬戸で表現するという発想は守旧派からすれば異端にみえるが、考えてみれば、本歌の下部の炭化部分は黄瀬戸のコゲとの親和性があって、素材としてこれほどピッタリな対象はない。とくに黄瀬戸の場合、胴紐や六角以外にしっくりとくる形式が極端に少ないので、これほど腑に落ちる形があったのかと驚かされた。逆に、今までなかったのが不思議なくらいだ。深い黄色、変化に富んだコゲ、とりわけ高台周辺のむらむらした感じが何ともいえない。さらに、タイトルの「不二山仰」も振るっている。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12702283474.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10101711610.html https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12536840547.html?frm=theme 《作品情報》(寸法)7.0w㎝×h4.7㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2022年2月21日迄 《お届け》御注文から5日以内に発送いたします。
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企画展「光悦様~The Koetsu styles」; 黒ぐい呑み 鈴木都
¥15,400
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《解説》本文にも書いたように、光悦作品には丸みを帯びたものと角張ったものがある。都さんから送られてきたこの作品を箱から取り出すとき、包み紙の向こうの感触で、これは丸いほうだなとすぐにわかった。包みを解いてみると、案の定丸かったが、光悦の特定の作品を連想させるものではなかった。作家は「特定作品の写しは意識せずに、美濃物とは異質な「向勢」の作行きを手捻りで試した」という。「向勢」は書道用語で字の縦の線を左右横にふくらませる書き方をいう。本文で第三タイプに分類した「乙御前」や「紙屋」などは、まさに「向勢」の作行きからなっていて、作家はこれを光悦のエッセンスと解釈したようだ。光悦のどの作品とも似ていないが、その丸みには確かに光悦の造形がなぞられている。今回唯一の「黒」となったが、瀬戸黒の引き出しの技法と楽の手捻りと「向勢」が作家を起点に「新結合」をもたらした。光悦を「主体的に作品として茶碗をつくった初めての個人作家」とみなす都さん。同じ作家としてこの巨人と対峙した痕跡がひしと感じられる黒である。 《参考》 ・「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12710348412.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091662288.html https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12599091751.html?frm=theme ・作家HP http://suzukishu.com/ 《作品情報》(寸法)w7.5㎝×d6.8×h5.0㎝、共箱付、新品 《販売期限》2022年2月21日迄 《お届け》御注文から5日以内に発送いたします。 ※光の加減で写真の一部が茶色っぽく写っていますが、実物は深みと光沢のある引き出し黒になっています(真上と真下から写した写真がより実物に近い)。
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企画展「光悦様~The Koetsu styles」; 酒杯習作写し「乙御前」① 坂倉正紘
¥16,500
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《解説》今回坂倉さんから送られてきた作品を拝見して、その完成度の高さに驚かされた。萩の土でどんな光悦が生まれるか楽しみにしていたが、光悦の手癖を的確に捉えていて、まるで本人が萩にやって来て器をつくったかのようだ。やはり彫刻をされているだけあって、対象の特徴を把握する観察力やそれを再現する造形力は確か。「本歌をそのまま再現することにはあまり意味を感じていなくて、作為と無作為の間で写せることを理想としてやってみました。」と本人はいうが、実作はどれも本歌を彷彿とさせるところからすると、作家が意識したその「作為と無作為の間」が、あるいは光悦のエッセンスを捉えているのかもしれない。さらに「つくっていて、ただただ楽しかった。」と感想を語るが、本文にも書いたように、光悦が作陶に向かう時間は楽しいものだったはずなので、これも作品に真に迫った雰囲気をもたらす一因になっているのではないか。①の作品は、坂倉さんの窯の裏山で取れる「祠(ほこら)赤土」に萩の土を混ぜて釉薬を掛けたもの。赤土のしぶい表情がそのまま表現され、胴の一部に入るヒビがアクセントになっている。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12707283940.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10109547848.html 《作品情報》(寸法)w8.0㎝×d7.5×h5.2㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2022年2月21日迄 《お届け》御注文後に共箱を発注いたしますので、発送は二週間以降になります。
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企画展「光悦様~The Koetsu styles」; 酒杯習作写し「乙御前」② 坂倉正紘
¥16,500
SOLD OUT
《解説》今回坂倉さんから送られてきた作品を拝見して、その完成度の高さに驚かされた。萩の土でどんな光悦が生まれるか楽しみにしていたが、光悦の手癖を的確に捉えていて、まるで本人が萩にやって来て器をつくったかのようだ。やはり彫刻をされているだけあって、対象の特徴を把握する観察力やそれを再現する造形力は確か。「本歌をそのまま再現することにはあまり意味を感じていなくて、作為と無作為の間で写せることを理想としてやってみました。」と本人はいうが、実作はどれも本歌を彷彿とさせるところからすると、作家が意識したその「作為と無作為の間」が、あるいは光悦のエッセンスを捉えているのかもしれない。さらに「つくっていて、ただただ楽しかった。」と感想を語るが、本文にも書いたように、光悦が作陶に向かう時間は楽しいものだったはずなので、これも作品に真に迫った雰囲気をもたらす一因になっているのではないか。②の作品は、①の土に萩の大道土を化粧土にして粉引にしたもの。ムラムラした土の表情とともに、口縁や胴部にニュウが入って見所となっている。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12707283940.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10109547848.html 《作品情報》(寸法)w7.8㎝×d7.3×h5.2㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2022年2月21日迄 《お届け》御注文後に共箱を発注いたしますので、発送は二週間以降になります。
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企画展「光悦様~The Koetsu styles」; 酒杯習作写し「乙御前」③ 坂倉正紘
¥16,500
SOLD OUT
《解説》今回坂倉さんから送られてきた作品を拝見して、その完成度の高さに驚かされた。萩の土でどんな光悦が生まれるか楽しみにしていたが、光悦の手癖を的確に捉えていて、まるで本人が萩にやって来て器をつくったかのようだ。やはり彫刻をされているだけあって、対象の特徴を把握する観察力やそれを再現する造形力は確か。「本歌をそのまま再現することにはあまり意味を感じていなくて、作為と無作為の間で写せることを理想としてやってみました。」と本人はいうが、実作はどれも本歌を彷彿とさせるところからすると、作家が意識したその「作為と無作為の間」が、あるいは光悦のエッセンスを捉えているのかもしれない。さらに「つくっていて、ただただ楽しかった。」と感想を語るが、本文にも書いたように、光悦が作陶に向かう時間は楽しいものだったはずなので、これも作品に真に迫った雰囲気をもたらす一因になっているのではないか。③の作品は、②と同様の粉引となっているが、化粧土が薄めで下地の土の色味が濃く浮き出ている。本作にも口縁の一部にニュウが入ってアクセントになっている。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12707283940.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10109547848.html 《作品情報》(寸法)w7.3㎝×d7.0×h5.2㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2022年2月21日迄 《お届け》御注文後に共箱を発注いたしますので、発送は二週間以降になります。
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企画展「光悦様~The Koetsu styles」; 光悦雨雲的本沼手黄瀬戸ぐい呑み 松村遷
¥13,200
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《解説》「雨雲」と黄瀬戸の組み合わせとは、意表を突かれた。本歌は、黒を基調に灰色や土肌をうまく使って墨絵のような世界を表現している。それがあかたも濃い雨雲から瀟々と雨が落ちる様子を想わせるから、この銘がついた。そのモノトーンの世界とカラフルな黄瀬戸とは、凡庸な発想からはつながりにくい。作家は、黒を黄にすることで、「雨上がりの雲間から光明が差し込む」様子に転換する。本作では、すでに雨は止んでいて、その替わりに雲間から差し込む光で辺りが明るくなりはじめている。本歌を知る者は、この作品を通して、「雨雲」から「雨上がり」へと経過していく時間そのものを体験することができる。もともと「雨雲」は作家にとって「造形的に尽くされた」茶碗として驚嘆の的だったという。そして、その釉薬と土肌のコントラストが、黄瀬戸の「じんわりした肌と焦げ」のそれを表現するのにぴったりだったとのこと。いかに光悦といえども、自分の作品が後の世でこんな形に生まれ変わるなど思いも及ばなかったことだろう。光悦と黄瀬戸とのきわめてユニークな「新結合」である。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12707947053.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10113945879.html 《作品情報》(寸法)w7.0㎝×h5.2㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2022年2月21日迄 《お届け》御注文後に共箱を発注いたしますので、発送は二週間以降になります。
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「それぞれの織部展」 (the exhibition “Oribes” for them, l'exposition “Oribes” pour eux) 織部黒ぐい呑み(“oribeguro” sake cup, “oribeguro” coupe à sake) 鈴木都 (shu, suzuki)
¥14,300
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《解説》「織部好みについては、歪みやひび割れなど通常欠点とされる要素を、意図的に強調したやきもの、動的、過剰、饒舌というイメージを持っています。志野茶盌などは、その典型的なものだと捉えています。青織部や黒織部、織部黒に限らず、志野というやきものもそもそもは”織部”なのだという唐九郎の言説に従えば、自分の作っているやきものは所謂”織部”の範疇に入るものなのではないかと思っています。」 今回この企画をお願いしたとき、都さんは志野で出品されると思っていた。なぜなら、御本人も唐九郎を引き合いにしておっしゃっているように、瀬戸黒とともに、志野は織部好みの原型ともいうべきやきものだから。その予想を裏切って織部黒を選択したことは、ある意味、織部的ではないか。そして、織部黒となれば引き出しが当たり前だが、これを置き黒にしたのもまた織部的。つまり、こちらの常識や期待にそのまま迎合しないところが、まさに「差異の侘び茶」にほかならない。都さんの仕事は、確かに、織部的である。ただ、そんな小理屈を退けておいても、この黒織部のかせた表情はいい。 《織部黒(oribeguro)》Oribeguro (oribe black) is a bowl of Mino pottery in the period of Momoyama(around 1600 in japan), that has kutsugata (distorted shape) and black glaze. As the name suggests, it is one of the typical styles that Oribe likes. It is pulled out from the kiln during firing to give the black glaze unique luster. Other tea bowls that use this technique, also known as "pulled out black," are Setoguro(Setoblack) and Kurooribe(blackoribe). In chronological order, the semi-cylindrical Setoguro precedes, which is distorted and followed by Oribeguro, followed by Kurooribe with white space in the body and pictures drawn on it. Chojiro's black tea bowl is also pulled out, but while this is a full glaze, Mino's black tea bowl is accompanied by earthen appearances. One of the attractions is the change in soil over time. Mr. Suzuki's sake cup does not dare to pulled out, but brings out the sober charm of the black glaze by natural cooling. 《織部黒(oribeguro)》Oribeguro(oribe noir) est un bol de poterie Mino de la période Momoyama (envers 1600 au japon), qui a “kutsugata”(forme déformée) et un émail noire. Comme son nom l'indique, c'est l'un des styles typiques qu'aime Oribe. Il est sorti du four pendant la cuisson pour donner à l'émail noir un éclat unique. Les autres bols à thé qui utilisent cette technique, également connue sous le nom de “hikidasiguro”(noir sorti ), sont Setoguro(seto noir) et Kurooribe(noir oribe). Dans l'ordre d'apparition, le Setoguro semi-cylindrique précède, qui est déformé et suivi par Oribeguro, suivi par Kurooribe avec un espace blanc dans le corp et des image dessinées dessus. Le bol à thé noir de Chojiro est aussi un des noirs sortis. Mais bien qu'il s'agisse d'un émail complet, le bol à thé noir de Mino est accompagné d'un aspect de terre. La coupe à sake de M. Suzuki n'ose pas d'en sortir, mais fait ressortir le sobre charme de l'émail noire par un refroidissement naturel. 《参考》 ・「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12677312021.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091662288.html https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12599091751.html?frm=theme ・作家HP http://suzukishu.com/ 《作品情報》(寸法)w8.3㎝×d7.7×h5.0㎝、共箱付、新品 《販売期限》2021年7月15日迄 《お届け》御注文頂いて箱を注文しますので、発送までに約20日頂戴いたします。
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「それぞれの織部展」 (the exhibition “Oribes” for them, l'exposition “Oribes” pour eux) 織部四彩ぐい呑み(“4 colered oribe” sake cup, “oribe aux 4 couleurs” coupe à sake) 西岡悠(yu nishioka)
¥16,500
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《解説》「織部は「自由」や「遊び心」に重きを置いたやきものだと思っています。私の仕事の中心には黄瀬戸がありますが、黄瀬戸は織部とは正反対で非常に制約の多いやきもので、特に自分のなかには、色、肌、丹礬、焦げ、胴紐等、理想とする黄瀬戸の姿が明確にあるので、「黄瀬戸で遊ぶ」ということがなかなかできません。織部は「ひょうげ」という「精神」を表す言葉で、「遊び心」がないと本来の織部ではないのだろうと思っています。」 そのような遊び心から生まれたのが「織部四彩」。西岡さんの師匠である鈴木五郎さんがレパートリーのすべてをひとつの碗で表現した「五利部」(ごりべ)にヒントを得たという。織部のすべての装飾をひとつの器に詰め込めないか。かなり前からその発想はあったそうだが、 黒系織部の黒は引き出して初めてあのつやが出るのに対して、青系織部は引き出すと精彩を欠いてしまう。そこで、引き出さないでもつやのある黒が可能な石を美濃の山中に探していたところ、昨年少量だが見つかった。ようやく実現できると思ったら、今度はその黒の釉薬と緑釉との融点が違って、再び苦労することに。焼成の工夫を凝らして何とか完成したのが今回の作品だという。 「歩留まりはまだ半分くらいですが、3割いけば上出来な黄瀬戸よりはまだましかなと思っています。今後はこれに弥七田を取り入れたり、別の組み合わせもあるんじゃないか。」と西岡流の織部好みの冒険はまだ始まったばかりである。 《織部(oribe)》Types of so-called Oribe ware include oribe black, black oribe, green oribe, total green oribe, narumi oribe, red oribe, and yashichida oribe. In this work, Mr. Nishioka alternately connected kurooribe, drawn pictures on white space in black glaze, and narumioribe, drawn pictures on red clay in green glaze. As a result, with the exception of yashichida, the four techniques that make up Oribe ware coexisted in one cup. He named it "Shisai"(four colors). Yashichida is a special Oribe ware created after Oribe's death. So it can be said that this work incorporates all the charms of Oribe ware. 《織部(oribe)》Les types de produits dits “Oribe” comprennent l'oribe noir, le noir oribe, l'oribe vert, l'oribe tout vert, le narumioribe, l'oribe rouge et le yashichidaoribe. M.Nishioka relie alternativement le noir oribe, dessiné des images sur l'espace blanc dans de l'émail noir, au narumioribe, dessiné des images sur de l'argile rouge dans de l'émail verte. En effet, à l'exception du yashichida, les quatre techniques qui composent les colorations d' Oribe coexistaient dans une même coupe. Il l'a appelé "Shisai"(quatre couleurs). Puisque le yashichida est un technique spécial créé après la mort d'Oribe, on peut dire qu'elle incorpore tous les charmes d'Oribe techniques. ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12677505413.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10101711610.html https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12536840547.html?frm=theme 《作品情報》(寸法)w7.4㎝×h5.5㎝、共箱付、新品 《販売期限》2021年7月15日迄 《お届け》御注文頂いて箱を発いたしますので、発送までに約20日間頂戴いたします。
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「それぞれの織部展」 (the exhibition “Oribes” for them, l'exposition “Oribes” pour eux) 割高台鼠志野ぐい呑み(“nezumishino axec divided pedestal” sake cup, “nezumishino au piédestal divisé” coupe à sake) 山田洋樹(hiroki,yamada)
¥13,200
SOLD OUT
《解説》「オリベには型破りで自由奔放というイメージがあります。造形というよりその自由な精神こそがオリベではないか。僕の作陶は志野がメインですが、その伝統的な重みを大切にしたいと思っています。ですから、今回お話を頂いて、志野でオリベを表現するのならどこまで自由にできるか考えました。やはり所謂織部焼ほどダイナミックな歪みまでいくと、志野ではなくなってしまうようで、その重みをどこまで表現できるかがこの作品のポイントになりました。」 志野は元々オリベ的だが、山田さんの尺度では、これをもっと自由に発展させたのがオリベということのようだ。だから、志野で織部的な形をつくるのでは少し違う。そこで選んだのが割高台。志野には「朝陽」という古作があり、しかも割高台は織部が愛した高麗茶碗のひとつでもある。志野には織部の作意が影響しているが、「朝陽」は優美かつ上品でどちらかというと織部的ではない。作家はこの作品を「朝陽」から発展させたというが、そのダイナミックな造形とアクセントのある釉調は本歌以上に織部的だ。作家は常々絵を描くことなく釉調でそれと同じ効果を出すことにこだわる。この作品では、鉄釉をうまく掛け分けることで、器表に変化に富んだ「絵」を実現している。見込みの掛け残しの部分は、まるでこれから満ちていこうとする「十三夜月」を見るように幻想的だ。 《志野と割高台(shino and warikoudai)》The distortion of Mino pottery in Momoyama period (about 1600 in japan) starts from Seto black. Although it is a semi-cylindrical shape, it is slightly out of proportion, and it develops into Oribe black, which is more broken, and Shino, which expresses the subtle distortion in a white bowl. Guessing from the production age, it is highly possible that Oribe was involved in Shino. Before the appearance of green glazes and climbing kilns, Shino was one of Oribe's favorite expressions. On the other hand, the tea bowls in ancient koria tells us that Oribe preferred the tea bowls “divided pedestal”. One of the Hatakeyama Memorial Museum of Fine Arts is a typical example of this. Mr. Yamada expressed Shino and “divided pedestal” in one cup. 《志野と割高台(shino et warikoudai)》La distorsion de la poterie Mino dans la période Momoyama (envers 1600 au japon) commence à partir du Setonoir. Bien qu'elle soit de forme semi-cylindrique, la forme est légèrement disproportionnée, et elle se développe en Oribenoir qui est plus faussé, et Shino qui exprime la distorsion subtile au bol blanc. À en juger par l'âge de production, il est bien possible qu'Oribe y ait été impliqué. Avant l'avènement des émails verts et des fours à grimper, Shino était l'une des expressions préférées d'Oribe. D'autre part, les bols à thé de l'ancienne corée nous dit qu'Oribe y préférait au “piédestal divisé”. Le musée commémoratif des beaux-arts de Hatakeyama en est un exemple typique. M. Yamada a exprimé Shino et “piédestal divisé” dans une coupe. ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12677705670.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091663496.html 《作品情報》(寸法)w8.5-8.6㎝×h5.5㎝、共箱付、新品 《販売期限》2021年7月15日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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「それぞれの織部展」(the exhibition “Oribes” for them, l'exposition “Oribes” pour eux) 古井戸ぐい呑み(“koido” sake cup, “koido” coupe à sake) 柳下季器(hideki, yanashita)
¥16,500
SOLD OUT
《解説》「織部好みは大胆で奇抜なところが特徴ですが、すごいなと思うのが、織部がそれを一貫した感覚で様式として確立したことです。茶陶の長い歴史のなかで、いろいろな様式が流行りすたりしてきましたが、織部については現在にいたるまで揺るぎない形式を保っています。それは、織部が土や釉薬から自然の美しさを引き出すことができたからだと思っています。」 柳下さんは、志野や織部も焼く。だからそれもありかと思っていたが、この企画では、はじめから念頭にあったのが井戸だったようだ。織部好みといえば、形式も色彩もどんどん加えていくイメージが先行する。過剰であることがその代名詞とさえいっていい。だが、作家はこれと正反対の織部を選んだ。一面「チャラい」ところのあるその要素をそぎおとしたところに残る織部とは?。柳下さんは、それを土と釉薬だけのありのままの姿に求めた。それが井戸という様式であり、その究極にあるのが「老僧」だった。井戸のスタンダードからすれば、確かに、「老僧」は暴れている。その荒ぶれ様を、柳下さんのこの作品はしっかりと受けとめている。 《老僧(Rousou)》There are many ido tea bowls that Oribe loved, but the "Rousou"(old monk) is especially famous. This bowl, which Hideyoshi loved, was inherited and named "Old Monk" by Oribe. They say that the signature “老僧” on the box which contains it was written by Oribe himself. It features a large pedestal, rough potter's wheel trace, and finely cracked glaze. It is introduced as a small (old) ido, but actually is a large bowl with a scale comparable to that of a large ido. Mr. Yanagishita kept the features in mind when creating this sake cop. You can feel that on the pedestal and finely cracked glaze, and you can see especially that he captures the intensity of the original bowl even more violently from the strength of the potter's wheel trace. 《老僧(Rousou)》Il y a beaucoup de bols à thé “ido” qu'Oribe aimait, mais le "Rousou(vieux prêtre)" est particulièrement célèbre. Ce bol, qu'aimait Hideyoshi, a été hérité et nommé "Rousou" par Oribe. On dit qu'il a écrit lui-même le signature “老僧” de la boîte qui le contient . Il comporte le grand piedestal, la trace du tour de potier et l'émail finement fissuré. Il est présenté comme un petit (vieux) ido, mais en réalité est un grand bol avec une étendu comparable à celle d'un grand ido. M.Yanashita a gardé cela à l'esprit lors de la création de cette coupe à sake. On peut non seulement le sentir sur le piedestal et l'émail finement fissuré, mais voir qu'il comprend l'intensité du bol original, en entendant la grosse trace du tour de potier. ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12677907748.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10100913419.html 作家HP http://www.hideki-yanashita.com/ 《作品情報》(寸法)w8.3㎝×h3.7㎝、共箱付、新品 《販売期限》2021年7月15日まで 《お届け》箱の制作期間に二週間ほど頂きますので、お届けはその後になります。
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「それぞれの織部展」(the exhibition “Oribes” for them, l'exposition “Oribes” pour eux) 古井戸ぐい呑み(“koido” sake cup, “koido” coupe à sake) 柳下季器(hideki, yanashita)
¥16,500
SOLD OUT
《解説》「織部好みは大胆で奇抜なところが特徴ですが、すごいなと思うのが、織部がそれを一貫した感覚で様式として確立したことです。茶陶の長い歴史のなかで、いろいろな様式が流行りすたりしてきましたが、織部については現在にいたるまで揺るぎない形式を保っています。それは、織部が土や釉薬から自然の美しさを引き出すことができたからだと思っています。」 柳下さんは、志野や織部も焼く。だからそれもありかと思っていたが、この企画では、はじめから念頭にあったのが井戸だったようだ。織部好みといえば、形式も色彩もどんどん加えていくイメージが先行する。過剰であることがその代名詞とさえいっていい。だが、作家はこれと正反対の織部を選んだ。一面「チャラい」ところのあるその要素をそぎおとしたところに残る織部とは?。柳下さんは、それを土と釉薬だけのありのままの姿に求めた。それが井戸という様式であり、その究極にあるのが「老僧」だった。井戸のスタンダードからすれば、確かに、「老僧」は暴れている。その荒ぶれ様を、柳下さんのこの作品はしっかりと受けとめている。 《老僧(Rousou)》There are many ido tea bowls that Oribe loved, but the "Rousou"(old monk) is especially famous. This bowl, which Hideyoshi loved, was inherited and named "Old Monk" by Oribe. They say that the signature “老僧” on the box which contains it was written by Oribe himself. It features a large pedestal, rough potter's wheel trace, and finely cracked glaze. It is introduced as a small (old) ido, but actually is a large bowl with a scale comparable to that of a large ido. Mr. Yanagishita kept the features in mind when creating this sake cop. You can feel that on the pedestal and finely cracked glaze, and you can see especially that he captures the intensity of the original bowl even more violently from the strength of the potter's wheel trace. 《老僧(Rousou)》Il y a beaucoup de bols à thé “ido” qu'Oribe aimait, mais le "Rousou(vieux prêtre)" est particulièrement célèbre. Ce bol, qu'aimait Hideyoshi, a été hérité et nommé "Rousou" par Oribe. On dit qu'il a écrit lui-même le signature “老僧” de la boîte qui le contient . Il comporte le grand piedestal, la trace du tour de potier et l'émail finement fissuré. Il est présenté comme un petit (vieux) ido, mais en réalité est un grand bol avec une étendu comparable à celle d'un grand ido. M.Yanashita a gardé cela à l'esprit lors de la création de cette coupe à sake. On peut non seulement le sentir sur le piedestal et l'émail finement fissuré, mais voir qu'il comprend l'intensité du bol original, en entendant la grosse trace du tour de potier. ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12677907748.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10100913419.html 作家HP http://www.hideki-yanashita.com/ 《作品情報》(寸法)w8.3㎝×h3.7㎝、共箱付、新品 《販売期限》2021年7月15日まで 《お届け》箱の制作期間に二週間ほど頂きますので、お届けはその後になります。
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「それぞれの織部展」(the exhibition “Oribes” for them, l'exposition “Oribes” pour eux) 黒織部ぐい呑み(“kurooribe” sake cup, “kurooribe” coupe à sake) 深見文紀(fuminori, fukami)
¥11,000
SOLD OUT
《解説》「僕にとっての織部焼は、月並みですが「自由焼」です。本歌のエッセンスが全くなくても、いままでにない面白い試行がされていれば織部と呼んでいいと考えています。」 その意味では、いまや深見さんのトレードマークともなっている「漫画」は「織部的」ということができる。今回出展をお願いしたときには、その発想で漫画織部を選択されるかと思っていた。ところが、送られてきたのは黒織部。以前インタビューさせて頂いたときに黒系はやらないんですかと伺ったら、「新しいものをやるには何年もかかりますから」と当面は難しいそうだった。ちょうど鳴海織部を世に問うていた頃だった。そんなわけで、この作家の黒織部を拝見できるのはまだ先のことと思い込んでいたから、うれしい驚きだった。聞けば、今年に入ってから取り組みはじめたのだそう。今回の企画のために瀬戸黒や織部黒にも挑戦して下さったそうだが、いずれも満足のいく出来ではなく、今回出品の黒織部だけとなった。それにしても、この方の造形力たるや!。御自分のことをしばしば「パクリ屋」と卑下する深見さんだが、臨場感をもって形式をパクる力量は群を抜いている。「漫画」がなくとも十分に魅せられる。作品は引き出しではなく、作家は黒織部が元々「置き黒」だったのではないかと主張する。深見さんの「黒」がこれからどう展開していくか楽しみでもある。 《黒織部(blackoribe)》Krooribe(blackoribe) is the latest in the black tea bowls that Oribe is said to have been involved in. Setoguro(setoblack) became Oribe black, that followed Kuro Oribe. The decisive difference between the former two and Kurooribe is the existence of the white space of the body and the painting there. There are pictures in Shino and Karatsu, but it can be said that it is an epoch-making technique to dare to remove the glaze and draw pictures there. Judging from the tea bowls with the same taste as Aooribe(blueoribe) and Narumioribe, it is highly possible that Oribe was involved in this technique. It can be said that this is Oribe-style. While there are few modern potters who make Kurooribe well, Mr. Fukami is trying to make it directly. 《黒織部(noiroribe)》Kurooribe(noiroribe) est le dernier né des bols à thé noirs dans lesquels Oribe aurait été impliqué. Setoguro(setonoir) est devenu Oribe black, d'ou Kurooribe est né. La différence décisive entre les deux premiers et Kurooribe est l'existence de l'espace blanc dans le corp et des images qu'on y paint. Tandis que Shino et Karatsu aient des images, on peut dire que c'est une technique révolutionaire que d'oser diviser du glaçage et y dessiner des images. À en juger par le fait que les bols à thé ont le même style qu'Aooribe et Narumioribe suites, il est bien possible qu'Oribe ait été impliqué dans la techique. On peut dire qu'elle est exactment le style d'Oribe. Bien qu'il y ait peu de potiers modernes qui font bien Kurooribe, M. Fukami essaie de le faire directment. ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12678111843.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091662107.html https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12452039652.html 《作品情報》(寸法)w8.4㎝×d6.4㎝×h4.3㎝、共箱付、新品。 《販売期限》2021年7月15日迄 《お届け》御注文から箱を発注いたしますので、お届けまでに20日間程頂戴いたします。
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「それぞれの織部展」(the exhibition “Oribes” for them, l'exposition “Oribes” pour eux) 黒織部ぐい呑み(“kurooribe” sake cup, “kurooribe” coupe à sake) 深見文紀(fuminori, fukami)
¥11,000
SOLD OUT
《解説》「僕にとっての織部焼は、月並みですが「自由焼」です。本歌のエッセンスが全くなくても、いままでにない面白い試行がされていれば織部と呼んでいいと考えています。」 その意味では、いまや深見さんのトレードマークともなっている「漫画」は「織部的」ということができる。今回出展をお願いしたときには、その発想で漫画織部を選択されるかと思っていた。ところが、送られてきたのは黒織部。以前インタビューさせて頂いたときに黒系はやらないんですかと伺ったら、「新しいものをやるには何年もかかりますから」と当面は難しいそうだった。ちょうど鳴海織部を世に問うていた頃だった。そんなわけで、この作家の黒織部を拝見できるのはまだ先のことと思い込んでいたから、うれしい驚きだった。聞けば、今年に入ってから取り組みはじめたのだそう。今回の企画のために瀬戸黒や織部黒にも挑戦して下さったそうだが、いずれも満足のいく出来ではなく、今回出品の黒織部だけとなった。それにしても、この方の造形力たるや!。御自分のことをしばしば「パクリ屋」と卑下する深見さんだが、臨場感をもって形式をパクる力量は群を抜いている。「漫画」がなくとも十分に魅せられる。作品は引き出しではなく、作家は黒織部が元々「置き黒」だったのではないかと主張する。深見さんの「黒」がこれからどう展開していくか楽しみでもある。 《黒織部(blackoribe)》Krooribe(blackoribe) is the latest in the black tea bowls that Oribe is said to have been involved in. Setoguro(setoblack) became Oribe black, that followed Kuro Oribe. The decisive difference between the former two and Kurooribe is the existence of the white space of the body and the painting there. There are pictures in Shino and Karatsu, but it can be said that it is an epoch-making technique to dare to remove the glaze and draw pictures there. Judging from the tea bowls with the same taste as Aooribe(blueoribe) and Narumioribe, it is highly possible that Oribe was involved in this technique. It can be said that this is Oribe-style. While there are few modern potters who make Kurooribe well, Mr. Fukami is trying to make it directly. 《黒織部(noiroribe)》Kurooribe(noiroribe) est le dernier né des bols à thé noirs dans lesquels Oribe aurait été impliqué. Setoguro(setonoir) est devenu Oribe black, d'ou Kurooribe est né. La différence décisive entre les deux premiers et Kurooribe est l'existence de l'espace blanc dans le corp et des images qu'on y paint. Tandis que Shino et Karatsu aient des images, on peut dire que c'est une technique révolutionaire que d'oser diviser du glaçage et y dessiner des images. À en juger par le fait que les bols à thé ont le même style qu'Aooribe et Narumioribe suites, il est bien possible qu'Oribe ait été impliqué dans la techique. On peut dire qu'elle est exactment le style d'Oribe. Bien qu'il y ait peu de potiers modernes qui font bien Kurooribe, M. Fukami essaie de le faire directment. ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12678111843.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091662107.html https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12452039652.html 《作品情報》(寸法)w8.4㎝×d6.4㎝×h4.3㎝、共箱付、新品。 《販売期限》2021年7月15日迄 《お届け》御注文から箱を発注いたしますので、お届けまでに20日間程頂戴いたします。
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「それぞれの織部展」(the exhibition “Oribes” for them, l'exposition “Oribes” pour eux) 虎皮手黄瀬戸酒盃(kiseto sake cup, kiseto coupe à sake) 松村遷(sen,matsumura)
¥12,000
SOLD OUT
《解説》「美濃物に携わる者として、やきものにまず「織部」を求めてしまいます。表現の豊かさこそが織部的だと思っていて、それを特に感じるのが弥七田と美濃伊賀です。その飄々とした軽やかさを自作に取り込みたいと突き動かされてしまいます。また、時代は下りますが、呉須赤絵や奥田潁川の筆の動き、原憲司先生の線刻のキレにも同じものを感じます。」 松村さんの織部は「軽やかさ」の感じられるところならどこにでもある汎用性をもっているようだ。だから、概念的には織部好みと対極にあるはずの黄瀬戸にもそれを取り込めば立派な織部となる。この作品では、いつも作家が黄瀬戸に用いる本沼の土に、お住まい近くの伊奈屋敷跡の土を練り込んだ。「虎皮手」は土が混ざった模様が虎の皮のようにみえることからきている。伊奈屋敷は戦国時代の武将伊奈忠次がちょうど利休自刃の年に建てた陣屋だという。黄瀬戸の生産が始まったのもちょうどこの頃だから、この土は織部の時代と二重に関わっている。写真ではわかりにくいが、クローズアップして観ると、濃い黄色の向こうの変化がとても激しい。胴紐に比べて動いている形以上に、その表情はまさに「暴れている」という形容がふさわしい。聞けば、「漫画『花の慶次』の主人公前田慶次が虎の皮を着てぐいっと飲み干す様子をイメージしたという。この方にとっていかに織部が身近な存在かよくわかる。 《黄瀬戸(yellow seto)》Kizeto(yellow seto) is accompanied by the image of Rikyu for the reason that Rikyu cherished "Kitamuki Dochingonomi Kizeto"(Kizeto that liked Kitamuki Dochin, Rikyu's master of tea), which can be said to be the prototype of Kizeto. In Momoyama pottery, which is generally oriented toward distortion, it seems to be far from the so-called Oribe style, because of its unique nature, which maintains the formality and was originally “mukouzuke”, one of the japanese tablewares. However, Kizeto, which is called “油揚手(aburagede)” in Mino, began to be produced at the same time as Setoguro, around the end of Tensho (1590). Since Rikyu died in 1591, there is almost no time when Rikyu and Kizeto overlap. Therefore, the appearance of Kizeto, which can be called “gold pottery”, coincides with the era when Oribe was active. He must have seen Kizeto imported from the same production area as Setoguro and Oribeguro, and they have excavated its several items from the remains Kyosanjo. Therefore, it is possible that Oribe used it in some way. Mr. Matsumura expressed Oribe in this sake cup by deliberately breaking the original tone of Kizeto. 《黄瀬戸(seto jaune)》Kizeto(seto jaune) est accompagné de l'image de Rikyu, parceque Rikyu chérissait "Kitamuki Dochingonomi Kizeto"( qu'aimait Kitamuki Dochin, maître de Rikyu), qui est le prototype de Kizeto. Dans la poterie de Momoyama, généralement orientée vers la distorsion, il semble être loin du style dit Oribe, en raison de sa nature unique, qui maintient la formalité et était à l'origine "mukouzuke", l'une des vaisselles japonaises. Kizeto, qui s'appelle “油揚手(aburagede)”, a commencé à être produit en même temps que Setoguro, vers la fin de Tensho (1590). Étant donné que Rikyu s'est suicidé en 1591, il n'y a presque pas de moment où Rikyu et Kizeto coexistent. Par conséquent, l'apparition de Kizeto, qui peut être comparée à la poterie d'or, coïncide avec l'ère d'Oribe. Il doit avoir vu Kiseto expédié de la même zone de production que Setoguro et Oribeguro, et on a fouillé ses plusieurs éléments des restes Kyosanjo. Par conséquent, il est possible qu'il l'ait utilisé d'une manière ou d'une autre. M. Matsumura a exprimé cette fois Oribe en brisant délibérément le ton originel de Kiseto. ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12679100335.html https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10113945879.html 《作品情報》(寸法)w6.5㎝×h4.8㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2021年7月15日迄 《お届け》御注文後に共箱をご用意いたしますので、お届けまで約三週間頂戴いたします。
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「それぞれの織部展」(the exhibition “Oribes” for them, l'exposition “Oribes” pour eux) 十文字井戸(jumonji ido sake cup, jumonji ido coupe à sake) 柳下季器(hideki,yanashita) × 山本哲(satoshi,yamamoto)
¥33,000
SOLD OUT
《解説》柳下さんと哲さんとのコラボによる作品。本ショップでは光悦に続いて2回目となる。柳下さんに織部の十文字井戸を紹介したいので手頃な井戸はありませんかとお尋ねしたら、「せっかくなのでそれ用に新しく焼きますよ」といって下さった。光悦の「雪峰」のときは漆用の溝を用意してくださったが、今回の継ぎ目はあんなに太くないので、山本さんは完形を割らねばならない。螺鈿に使う電動カッターで何とかしのいだが、今度は割った破片をくっつけるのにまたひと苦労。「よほどの変人でないとこんな仕事はしない」とは哲さんの弁。本体が焼きあがったとき、コロナも小康状態だったので、作品を受け取りがてら久々に一杯やろうということになった。せっかくだから哲さんも呼ぶことにして、三人でやきもの談義に花を咲かせた。十文字井戸については以前ブログで紹介した吉野桃李さんの井戸で哲さんにお願いしている。見事な金繕いで本歌とは別の魅力を湛えた作品に仕上がった。「実際の「十文字」の継ぎはかなり粗い」というのが、そのときのふたりの共通認識だった。柳下さんの井戸の枯れ具合も上々だし、今回はできるだけ本物に近づけて「粗い」継ぎを、とお願いしたら、「そっちのほうがよっぽど難しいのに」と哲さん。だが、この方、難しいことを前にすると俄然燃える質だ。案の定、できあがってきた作品は期待通りだった。この作品では金ではなく、朱を黒に塗り重ねる。使い込めば本歌の粗い感じにますます近づくだろう。 《十文字井戸(the cross ido》Ido tea boul "須弥(shumi)" has another name of "jumonji(cross)". It is said that the ido tea bowl that Oribe had was too big, so he broke and scraped and then reconnected it with lacquer. lt has this alias because this cracked mark looks like a “cross”. However, this story is doubtful. If you want to cut it down to make it smaller, it should be more like a rhombus than a circle. In addition, it is very difficult to break a bowl into such a beautiful cross. Therefore, Oribe aimed from the beginning. Kintsugi(repair by lacquer and gold powder)'s original purpose is to repair broken vessels. Japanese tea-masters saw the beauty there. From that time on, gold repair became a positive expression made by accidentally and lacquer art in pottery. Dividing resolutely the masterpiece, Oribe abolished the contingency and made it an inevitable expression. It is certainly a punishing act. However, that is exactly the reason why Oribe is sublime. In collaboration with Mr. Yanashita and Mr. Yamamoto, this design was realized. ※Mr.yamamoto repairs the yanashita's sake cup not by gold but by red lacquer. 《十文字井戸(l'ido de croix)》Le bol à thé d'ido "須弥(Sumi)", a un autre nom de "jumonji (croix)". On dit que le bol à thé d'ido qu'Oribe avait était trop grand, alors il l'a cassé, gratté, puis reconnecté avec de la laque. Il a cet alias parce que la marque fissurée ressemble à une croix. Cependant, cette histoire est doutable. Si on veut la couper pour la réduire, elle devrait ressembler davantage à un losange qu'à un cercle. De plus, il est très difficile de casser un bol comme ça. Ainsi Oribe visait cela depuis le début. Le but originaire de Kintsugi(réparer avec de la laque et de la poudre d'or) est de réparer les poteries cassés. Les maîtres du thé au japon y ont vu une beauté. À partir de ce moment-là, la réparation d'or est devenue une expression positive. En divisant la chef-d'œuvre, Oribe a aboli le hasard et en faire une expression inevitable. C'est certainement un acte punitif. Cependant, c'est exactement la raison pour laquelle Oribe est sublime. En collaboration de M. Yanashita et de M. Yamamoto, cette conception a été realisée. ※Monsieur Yamamoto répare la coupe à saké du yanashita non pas en or mais en laque rouge. ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12678896042.html https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12657786909.html?frm=theme https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10102048210.html 《作品情報》(寸法)w8.0㎝×h4.5㎝、共箱付、新品 《販売期限》2021年7月15日迄 《お届け》御注文から5日以内に発送いたします。
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黄瀬戸ぐい呑み 杉本 玄覚 貞光
¥66,000
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黄瀬戸の茶碗というと胴紐が定番だが、杉本師はそれを選ばない。「あれは茶碗ではなく、向付だから」というごく当たり前の理由からだ。師にとって、茶碗というのは自分の表現のなかでも特別な形式で、そこに少しでも不純な要素が混じるのをけっして潔しとはしない。桃山陶を極めた者がたどり着いた逆説的な境地である。腰は角張っているが、胴紐からではなく瀬戸黒からくる矩形である。また高台の土見せは志野から、柔らかい胴回りは長次郎風、口づくりは光悦を感じさせる。つまり、この黄瀬戸には桃山の茶碗のエッセンスが集約されているのだ。「胴紐なんか茶碗ではない。自分が桃山の陶工だったら必ずこんな茶碗をつくっていた」という作家の確信に満ちた声が聞こえてきそうである。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10109146329.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5e20b1fa34ad43a5a1ce30b90eb892d2 作家HP http://sugimoto-sadamitu.jp/ 《作品情報》(寸法)w7.0㎝×d6.0×h5.2㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品 《販売期限》2021年7月15日迄 《お届け》御注文後に共箱をご用意いたしますので、お届けまで約三週間頂戴いたします。 ※作品に関して御不明の点などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
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赤ぐい呑み 杉本 玄覚 貞光
¥66,000
SOLD OUT
《解説》光悦茶碗のエッセンスをぐい呑みにした杉本師の代表作のひとつ。「光悦ほど自然をしっかり観察し、それを茶碗づくりに生かしたひとはいない」と師はいう。その形は、他の茶碗と比べると一風変わっているが、意外と奇異に写らない。それは、紛れもなく光悦の発明であるはずなのに、なぜかはるか昔からあったような既視感を誘う。光悦の形式が自然のそれを踏襲していることの証である。本作はちょうど掌のなかでコロコロ転がして楽しめるほどの頃合い。手びねりで丸めたその造形は、幾何学とは正反対の曲線美をなしていて、やさしく、あたたかい。通常、赤のうえにコゲが乗って黒みを帯びるが、本作では白くなっている。「窯変ですか?」と質問したら、「いいえ、釉薬です」との返答。最後にかける透明釉は、特別なものを使っていて、時間がたつと白濁して凝固する。そうなるともう使いものにならないが、この作品は、それがちょうど白くなるかならないかのところで焼けた。結果、コゲの乗ったこれまでの作品とは正反対の風貌をみせる。ねらってはできないそうだ。 ※参考 「ぐい呑み考」https://gamp.ameblo.jp/guinomikou/entry-12325410235.html 作家HP http://sugimoto-sadamitu.jp/ 《作品情報》(寸法)w6.7㎝×h5.3㎝、共箱付、新品 《販売期限》2021年7月15日迄 《お届け》御注文日から約三週間後にショップから発送いたします。 ※作品に関して御不明の点などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
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香炉釉井戸ぐい呑み 柳下季器
¥16,500
SOLD OUT
《解説》樂家二代常慶の同名の茶碗をぐい呑みに写した作品。赤と黒から始まった樂茶碗だが、常慶はそこに白を加えた。白釉で香炉をつくったので、別名を香炉釉という。樂といえば長次郎や光悦、三代道入がとくに名高いが、常慶もまた長次郎後の造形の展開を考えるうえで重要な位置にいる。この井戸形は、白釉もさることながら、ろくろでない手びねりによる造形といい、あえて土見せを残して土味をみせているところといい、井戸というには特殊な作風となっている。以前、柳下さんならその魅力を表現できるはずとつくって頂いた。上の写真の最後の二枚はそのときのもの。「ぐい呑み考」紹介時の写真と比べると、煎茶を吸ってずいぶん貫入が濃くなっている。本作は今回ショップのために新たに焼いて頂いた。手びねりのやわらかい感触と濃い土肌、うっすらと現れた貫入が本歌の面白さをうまくとらえている。造形美を賞玩するのももちろん楽しいが、育てる喜びがあるのもまた嬉しい。 ※参考 「ぐい呑み考」https://gamp.ameblo.jp/guinomikou/entry-12424471896.html 作家HP http://www.hideki-yanashita.com/ 《作品情報》(寸法)w7.7㎝×h4.5㎝、共箱付、新品 《販売期限》2021年7月15日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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鈴木都特集④ 井戸盃
¥13,200
SOLD OUT
《解説》昨年の夏、土岐にある都さんの工房をお邪魔したとき、「最近つくってるんです」といって、井戸盃をみせて頂いた。池西剛さんからすすめられて取り組んでいるということだった。すでにそのときには一部販売もしはじめていて、「お陰様でそこそこ売れてます」とのことだった。そのときの井戸は真っ白で、たいていの井戸が古色を施したうえで発表するのとは異なって、焼き上がりそのままの井戸だった。「美濃の作家が片手間でやっているように思われたくない」という作家の強い思いがその井戸づくりには感じられた。上の作品は、そのときとは違う鉄分の多い土を使用している。「唐津と井戸の中間的なものを」狙ってできあがった井戸だという。全体青みがかっているなかに赤みがさして、とても表情豊かな井戸になっている。確か初めて作家の工房をお訪ねした六年前も、志野だけでなく井戸のような作品も並んであった記憶がある。都さんにとって井戸はけっして「片手間」ではないし、写真の作品もけっして「片手間」でできる井戸ではない。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091662288.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5e20b1fa34ad43a5a1ce30b90eb892d2 作家HP http://suzukishu.com/ 《作品情報》(寸法)w8.5㎝×d6.7×h4.3㎝、共箱付、新品 《販売期限》2021年7月15日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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志野ぐい呑み 山田洋樹
¥13,200
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《解説》志野の割高台というのはいかにも例外的で、凝り固まった志野フリークからすると、ちと違和感を覚える。それこそ、現代の作家たちが高麗茶碗の割高台を参考にしてつくってみました、というのならまだしも、古作にそんな志野があるとはなかなか想像し難い。だが現実にはある。「朝陽」という銘の志野茶碗が伝世していて、作家はそれをモデルにぐい呑みをつくった。いろんな形態のバリエーションがあるとはいえ、志野といえば、やはり半筒形である。碗形でしかも割高台というこの形式は、その代表的イメージからずいぶん離れる。このギャップはまさにロシアフォルマリスムのいう「異化」に相当するが、そんな発想が今から四百年も前の日本にあったこと自体が驚きだ。山田さんは、「朝陽」をそのまま写すのではなく、釉調をまったりと上品にした。長石釉が薄くかかったところに濃い火色が差して、ムラムラとした釉調がとてもいい。想像次第でいろいろな情景を投影できる叙情的な作品である。 ※参考 「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091663496.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5e20b1fa34ad43a5a1ce30b90eb892d2 《作品情報》(寸法)w7.0㎝×h4.0㎝、共箱付、新品 《販売期限》2021年3月8日迄 《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。
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