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井戸ぐい呑み 柳下季器

¥16,500 税込

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《解説》満を持して柳下さんが井戸に挑んだ。井戸といえば、柳下さんの師匠である杉本貞光師の最も得意とするところで、弟子としてはこれを意識しないわけにはいかない。枯れていて、品があって、なおかつ動きのある杉本師の井戸は、たとえば富士山がはるか遠くに聳えるように、孤高の魅力を放っている。そんな遠くの存在に挑むのだから、手掛けるまでに長い時間を要したことは想像するに難くない。しかも、この師弟関係にあっては、ともにやきものの研究や実践に励むが、師が弟子を手取り足取り教えるわけではない。柳下さんは、土や釉薬を一から自分で試行錯誤して探し出した。何度もテストを繰り返して、これと満足できる仕上がりになったのがこの井戸だ。師匠からも御墨付きをもらった。作家がとくにこだわったのは、のっぺりした土肌ではなく、陰影のある表情と、胴部にクレーターのような凸凹があるようにすること。このねらいが功を奏して、師匠の井戸に肉薄している。何とも叙情的な井戸ではないか。
※参考
「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12242469846.html?frm=theme
作家HP  http://www.hideki-yanashita.com/

《作品情報》(寸法)w8.1㎝×h4.1㎝、共箱付、新品
《販売期限》2020年6月30日まで
《お届け》箱の制作期間に二週間ほど頂きますので、お届けはその後になります。

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