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唐津灰釉平ぐい呑み 岡本作礼

¥17,600 税込

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《解説》唐津で灰釉といえば、青唐津か黄唐津をまず思い浮かべる。いずれも木灰を主とした釉薬を掛けるが、灰のなかの鉄分が、酸化焼成だと青くなり、還元だと黄色く発色する。青磁に青いのと黄色いのがあるのと原理的には同じである。この平盃は、しかし、そのいずれでもない。パッと見は、黒っぽい見込みに海鼠状になった青白い釉が溜まって、どちらかというと、朝鮮唐津に近いようにみえる。だが、その黒っぽい釉調をさらにじっと見詰めると、その黒が青っぽくも黄色っぽくもみえてくる。口縁の外側にダイナミックに垂れる釉の雫(しずく)にしても、朝鮮唐津にみる海鼠よりもはるかに濃い色彩を帯びる。この釉薬には、おそらく、結果として灰と呼ぶ以外にないほどの成分が混ざっていて、しかもそれが土と炎と反応することで、これほど複雑な表情をもったのだろう。火色も、濃い赤から鮮やかな赤へとグラデーションが美しく、まさに観る者に目を離す隙を与えない。作礼さん渾身の一作である。
※参考
「ぐい呑み考」
https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12603821913.html?frm=theme
https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12521855315.html?frm=theme

《作品情報》(寸法)w8.0cm×h3.0㎝、共箱付、新品
《販売期限》2020年7月13日迄
《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。

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