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志野ぐい呑み 山田洋樹

¥13,200 税込

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《解説》志野の割高台というのはいかにも例外的で、凝り固まった志野フリークからすると、ちと違和感を覚える。それこそ、現代の作家たちが高麗茶碗の割高台を参考にしてつくってみました、というのならまだしも、古作にそんな志野があるとはなかなか想像し難い。だが現実にはある。「朝陽」という銘の志野茶碗が伝世していて、作家はそれをモデルにぐい呑みをつくった。いろんな形態のバリエーションがあるとはいえ、志野といえば、やはり半筒形である。碗形でしかも割高台というこの形式は、その代表的イメージからずいぶん離れる。このギャップはまさにロシアフォルマリスムのいう「異化」に相当するが、そんな発想が今から四百年も前の日本にあったこと自体が驚きだ。山田さんは、「朝陽」をそのまま写すのではなく、釉調をまったりと上品にした。長石釉が薄くかかったところに濃い火色が差して、ムラムラとした釉調がとてもいい。想像次第でいろいろな情景を投影できる叙情的な作品である。
※参考
「ぐい呑み考」https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091663496.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5e20b1fa34ad43a5a1ce30b90eb892d2

《作品情報》(寸法)w7.0㎝×h4.0㎝、共箱付、新品
《販売期限》2021年3月8日迄
《お届け》御注文日から5日以内にショップから発送いたします。

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