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「高麗のほうへ」展;酒盃 伊羅保刷毛目 通次廣

¥24,200 税込

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《解説》
 今回「高麗茶碗」をテーマにするということで、かねてからインスタを通じてその迫真に迫る高麗ぶりに感心していた通次さんに、ダメ元で出品を打診してみた。インスタにアップされる高麗物の数々は、「なり、ころ、ようす」のすべてが本物と見紛うばかりで、高麗物をレパートリーとする数少ない作家のなかでも群を抜く腕前と見た。御本人とはまだお会いしていないし、作品も端末の画面を通してしか観ていなかったので、危険な判断といえなくもないが、それだけでも、この方の作品の強度は十分感じることができた。ありがたいことに快く承諾頂いて、送られてきたこの伊羅保を拝見して、自分の確信が間違いではなかったことを改めて確信した。本文で最も訴えたかったのは高麗茶碗のもつ「形式」だが、この作品には疑いなくそれが備わっている。こういう器が本物の高麗茶碗たちに混じれば、いかなる厳しい篩にもかかることなく、いつのまにか本物たちの仲間になるのだろう。

 伊羅保はそのザラザラとした土肌がイライラしている感じから名づけられたといわれる。日本人が朝鮮半島に注文してつくらせた茶碗の代表格で、祭器としての「原高麗」ではないが、好みのうるさい茶人たちが茶席に合うようその特徴を集めてデザインされているから、いってみれば良いとこ取りの高麗アンドロイドである。伝来する伊羅保は、その造形が比較的おとなしめのものからかなり暴れているものまで幅広いが、通次さんのこの作品は、どちらかといえば後者に属する。とりわけ、がっしりとした高台から胴部のつくりに続く口縁の暴れ方が何ともいい。口縁に不規則なヘラを廻らせて変化のつけられた山道は伊羅保の造形のまさに醍醐味。小石の混じった粗い土肌や伊羅保釉を半身にしか施さないことによる片身替わりもいい。見込みの刷毛目も素敵なアクセントになっている。まさに良いとこ取りのアンドロイドだ。

《参考》ぐい呑み考「王の器~高麗茶碗のフォルマリズム」
    https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12864313491.html

《作品情報》径8.3㎝×高さ4.2㎝、共箱付、新品
《販売期限》2024年12月25日
《お届け》共箱の御用意にお時間を要しますので、発送まで一定の期間を頂戴いたします。御注文時に作家に確認のうえお届け予定日をお知らせいたします。

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