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千利休生誕500年特別企画「利休賛」; 道陳お好み的本沼手黄瀬戸酒盃 松村遷

¥15,400 税込

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《解説》利休の師とされる北向道陳が好んだという茶碗。高台内には利休の花押がついているという。黄瀬戸の原型ともいわれるこの茶碗に、ついに松村さんが取り組んで下さった。これまで織部のときも、光悦のときも、御自身の自由なイメージを作品化されてきたので、今度もまた利休のイメージと黄瀬戸を融合させるものと思っていたら、数ヶ月前に個展でお会いしたときに、この「道陳好み」にチャレンジしていると話して下さって、感激。これまで世の黄瀬戸作家にこれをずっと期待してきたが、知名度の問題か、見た目が地味なせいか、どなたも興味を示さない。だが、この茶碗は、道陳の生きた時代(1504~62)にすでにこの手の焼き物がつくられていたという考古資料としても、後の長次郎の造形にも通じる半筒という形式論的観点からも、きわめて重要な位置を占めているのだ!。さらに、本歌の釉調は、黄瀬戸として伝世する油揚手ともぐい呑み手とも違って、くすんだ表層の下から鮮やかな黄が漏れでてくるかのような沈静した表情をみせる。よくぞ、この難題に真正面から挑戦して下さった。作家には感謝しきりである。ところが、これ、相当難産だったようで、満足のいく作品がとれずに何度も窯焚きを繰り返したそうだ。結局、作品が手元に届いたのは、連載が始まってから。だが、苦労された甲斐あって、出来映えは観てのとおり。油揚手ともぐい呑み手とも異なる「道陳好み」の特別な黄に仕上がっている。

※参考
「ぐい呑み考」
https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12762177470.html
https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10113945879.html

《作品情報》(寸法)w7.2㎝×h5.2㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品
《販売期限》2022年11月30日迄
《お届け》御注文後に共箱を発注いたしますので、発送は三週間以降になります。

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