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千利休生誕500年特別企画「利休賛」; 赤聖ぐい呑み 柳下季器

¥22,000 税込

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《解説》利休がとくに好んだとされる茶碗として「利休七種茶碗」が伝えられる。そのなかの三碗は所在不明になっていて、その姿を知るには後世の写しによるしかない。長次郎黒の代名詞ともいえる「大黒」や利休百回記で多用される「木守」など、利休好みを象徴する名碗が選定されているいっぽうで、十五代樂吉左衛門氏は、造形面からみて長次郎とは違う茶碗が紛れているのではないかと疑問を呈す。近年、それを裏づける資料が表千家で発見された。利休の曾孫に当たる江岑宗左が残した文書に、七種のなかの「早船」は「駿河」という陶工が、「検校」は「有楽」がつくったと記されていたという。七種茶碗は別名「長次郎七種」とも呼ばれ、後世がつくりあげたイメージがいかに実体から離れているかを物語る。柳下さんが取り組んだ「聖」は、これとは別に選定された「利休外七種茶碗」のひとつ。この茶碗のことを知らなかった筆者は、作家から「外七種」のうちのひとつだと教えてもらった。胴に入った大胆なひび割れに目を奪われるが、これも、疑ってみれば、長次郎というよりも織部や瀬戸黒の造形に近いようにもみえる。ただ、そのオリジンがどうであれ、名碗だからこそ伝来していることだけは間違いない。「聖」の場合、胴部のニュウもさることながら、高台周りの様子が他の茶碗にはみられない様相で、ぜひ本歌を観てみたいものだと強く思う。

※参考
「ぐい呑み考」
https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12758772393.html
https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10100913419.html
作家HP  http://www.hideki-yanashita.com/

《作品情報》(寸法)w6.6㎝×h5.2㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品
《販売期限》2022年11月30日まで
《お届け》ご注文から5日以内に発送いたします。

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