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千利休生誕500年特別企画「利休賛」; 志野ぐい呑み 山田洋樹

¥18,700 税込

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《解説》近年の発掘調査によれば、志野が主に巷に流通したのは慶長年間(1596~1915年)とされる。ちょうど利休が活躍した頃の茶会記に「志野茶碗」と呼ばれる茶碗が出てくるので、志野はもっと以前からあったと長らく考えられてきたが、これは、足利将軍家の同朋衆で香道を興したことで知られる志野宗信由来の茶碗で、所謂志野焼とは別物。利休が亡くなったのは天正19年(1591)だから、かれの生きた時代にはまだ志野は焼かれていなかったことになる。利休晩年の茶席で秀吉が黒茶碗を嫌うために差し替えたという「瀬戸茶碗」を志野だとする専門家が多かったが、土中から発掘された志野の陶片たちはそれを否定した。ただ、秀吉は慶長3年まで生きたから、辛うじて接点はあったかもしれない。いずれにしろ、志野は、利休や秀吉の時代のやきものというよりも、その後の時代、つまり織部が活躍した時代のそれというべきだ。造形的にも破格のものが多く、志野と織部との深い関わりを示唆している。山田さんも、もちろん、そのことを知っている。知っていて敢えて志野で利休を表現する。今回出品して頂いた二点の作品は、山田さんが志野作家として利休にアプローチしたひとつの結果である。(「志野輪花ぐい吞み」解説に続く)

※参考
「ぐい呑み考」
https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12760344980.html
https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091663496.html

《作品情報》(寸法)w6.3㎝×h5.9㎝(いずれも最大値)、共箱付、新品
《販売期限》2022年11月30日迄
《お届け》ご注文から5日以内に発送いたします。

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