千利休生誕500年特別企画「利休賛」; 珠光青磁ぐい呑み 西林学
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《解説》今回の企画は珠光青磁をなくして成立しない。本文で幾度も言及しているように、「珠光茶碗」と利休とは切っても切り離せない関係にあるからだ。西林さんはこの希少な茶碗づくりに取り組む数少ない作家のひとりで、出品の依頼のため久しぶりに吉野の工房を訪ねたが、今はもう焼いてないという。それは困る、あきません、と我儘な筆者は無理をいって、今回のためにわざわざ焼いて頂いた。作家によれば、うまく焼成するためには、いくつかつくって窯に混ぜればいいというものではなく、ひと窯全部珠光青磁で埋める必要があるとのこと。大事を引き受けて下さって感謝しきり。この場をお借りして御礼申し上げます。作家は、その無理な要望に応えて、ガス窯に加えて薪窯にも挑戦してくださった。それが写真の作品。くすんで黄ばんだ青の渋い魅力はもちろん、薪特有の火色が高台脇に出て美しいコントラストをなしている。さらに、この作品の一番の見どころは、見込みの釉だまり。灰が舞い落ちて瑠璃色の美しい結晶をこしらえている。本歌は徹底して地味でしばしば「わかりにくい」とされるが、西林さんはそこに別の魅力を加えて本作をとてもわかりやすくしている。
※参考
「ぐい呑み考」
https://ameblo.jp/guinomikou/entry-12758121539.html
https://ameblo.jp/guinomikou/theme-10091663554.html
《作品情報》(寸法)本体w7.7㎝×h3.4㎝、共箱付、新品
《販売期限》2022年11月30日まで
《お届け》箱の制作に三週間ほど頂きますので、発送はそれ以降になります。
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